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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
5章〜動き始めた意志〜 外伝〜粛清の鼓動〜
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けました。”通商会議”の日までにティオが戻ってきたらラグタス将軍とラテンニールにも協力してもらうつもりです。なお、”黒月”の切り札である”銀”にはチキさんもご存知の私との”契約”を守ってもらう為にその場で”黒月”を裏切ってもらい、全てが終わった後チキさんが”銀”を勧誘すれば、”黒月”を裏切った事で行き場をなくした”銀”も応じる可能性は非常に高いかと思われます」
「なるほど…………………………―――わかりました。その提案、乗りましょう。その二つの組織の追放や”銀”を勧誘できる事はこちらとしても大変望ましい状況ですので……直ちにご主人様に連絡し、メンフィル帝国に動いてもらうように、手配致します。」
ルファディエルの説明を聞いて考え込んでいたチキは静かに頷いて答えた。
「ありがとうございます。それでお手数なのですが、念の為にできれば”戦妃”にも私達の戦力として加わって欲しいのですが……」
「……わかりました。カーリアン様には私の方で説明させて頂き、説得させて頂きます。強者との戦いを望むカーリアン様の性格上、恐らく引き受けるでしょう。………今の話をメンフィル帝国が正式に引き受けた時にはルファディエル様のエニグマに連絡する形でよろしいでしょうか?」
「ええ、良いお返事をお待ちしております。」
そしてルファディエルは店を出た。
(……上手く話が纏まってよかったわ。これで二大国の反論や脅しも封じ込められるわね。今までとは比べものにならないくらいの……二大国とメンフィル帝国をも巻き込んだ大規模な策……必ず成功させないとね…………)
店を出たルファディエルは静かな表情でどこかへと去って行った。
このルファディエルの行動が後に二大国に大波乱を起こし、エレボニア帝国の”貴族派”、”革命派”共に大打撃を与える『英雄達の大粛清』という名の出来事で呼ばれる事になるとは、誰も想像すらしていなかった…………
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