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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
5章〜動き始めた意志〜 外伝〜粛清の鼓動〜
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まず”赤い星座”に関しましては彼らを国際犯罪組織に仕立て上げる事で、エレボニア帝国の反論を失くす事が可能ですよ。」

「え……ど、どういう事ですか……?」

ルファディエルの話を聞いたチキは戸惑いの表情で尋ねた。



「チキさんも既にご存知と思いますが”赤い星座”は過去、”身喰らう(ウロボロス)”に雇われて”リベールの異変”時リベールの都市の一つ―――”ロレント市”を襲撃しようとしました。国家を大混乱に陥らせた組織―――”身喰らう(ウロボロス)”もそうですが、その組織に雇われ、何の罪もない市民達を殺害しようとした”赤い星座”を”国際犯罪組織”に仕立て上げる事も容易だと思いますが?」

「!…………なるほど…………では、”黒月”はどういう理由でカルバード共和国の反論を封じるおつもりなのですか……?」

ルファディエルの説明を聞いて目を見開いたチキは考え込んだ後静かな表情で尋ねた。



「その事に関してですが……大変お手数をかけると思いますが現在、エレボニア帝国にある士官学院に留学しているプリネ皇女自身に動いて頂きたいのです。」

「え……プ、プリネ様にですか……?一体何故……」

ルファディエルの口から出た意外な人物の名前を聞いたチキは戸惑いの表情で尋ねた。



「……プリネ皇女には”通商会議”時に現れるカルバード共和国のテロリストの捕縛を私達と共に行って頂き、その後にテロリスト達の身柄を狙う”黒月”と”偶然居合わし、剣を交える事”で皇族を狙った犯罪組織に仕立てあげてもらいます。」

「!…………………確かにルファディエル様の推理通り、二大国のテロリスト達が”通商会議”時に何かを仕掛ける可能性は非常に高いと思われますが……ルファディエル様は”彼ら”が現れる場所まで予想できているのですか?」

ルファディエルの話を聞いたチキは驚いた後真剣な表情で尋ねた。



「ええ。―――恐らくカルバード側もそうですが、エレボニア側のテロリスト達は”通商会議”の合間に襲撃し……襲撃が失敗した際は地下へと逃亡し、オルキスタワーと繋がっているジオフロントを使って脱出すると思われますので。脱出口付近で待ち伏せする予定です。そこで二大国のテロリスト、テロリスト達を拘束もしくは処刑する指示を二大国から委任していると思われる赤い星座、黒月を迎え撃ち、制圧します。」

「……………テロリスト達に加えて、赤い星座と黒月を制圧できる戦力は整っているのですか?」

「はい。局長を含めた”六銃士”全員とエルファティシアの協力を取り付け、更には局長自身が”嵐の剣神”セリカ・シルフィルに協力の説得をしましたので、セリカ・シルフィルを含める彼の従者達、そしてギレゼル、エルンスト、メヒーシャに協力を取り付
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