第93話
[2/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
たしたちだって協力して……!」
「話を打ち明けられた時は私も同じように説得したわ。でも、あの人は頑ななまでに聞き入れてくれなかった。不甲斐ない自分がいたら私たちのためにならない……そう思い込んでいたみたいだった。」
「………………………………。それが理由で…………姉さんは座長を……?」
そしてようやく真実を知り、ルシオラが恩人を殺害した理由を悟ったシェラザードは複雑そうな表情で訊ねた。
「ええ、そうよ。私にとって、彼の決断は許しがたい裏切りでしかなかった。安らぎと幸せを与えておいてそれを取り上げるなんて……そんな事をするくらいなら最初から手を差し伸べて欲しくなかった。だから、私はあの人を殺したの。」
「………………………………。……だったら…………あたしはどうなるの?」
「え……?」
迷う事もなく真実を答えたルシオラだったが、シェラザードの問いかけに驚いて呆けた声を出した。
「あたしは……座長と姉さんから安らぎを与えてもらったわ……。スラムで感じたことのない暖かい気持ちに満たされていた……。でも……座長が死んで…………姉さんまで去ってしまって……。そんなの…………もっと酷い裏切りじゃない!」
「……ふふ、そうね……。シェラザード。あなたは私を恨む権利がある。その恨みをもって立ち向かってくるといいわ。」
シェラザードの話を聞いたルシオラは皮肉気に笑った後、霧の式神を2体召喚した!
「姉さん……!」
「私ごときを倒せないようではこの上で待ち受ける者たちには遠く及ばないでしょう。”幻惑の鈴”の舞……見事、破ってごらんなさい。」
そしてエステル達はルシオラ達との戦闘を開始した!
「幻惑の鈴よ見せておやりなさい…………奥義・火炎地獄。」
戦闘開始早々ルシオラはSクラフトを発動してエステル達に大ダメージを与えようとしたが
「もうその技は見切っているぜ!うぉぉぉぉっ!レイディアント―――ハウル!!」
「ひぅっ!?」
ルークが超振動の力で巨大化したルシオラを攻撃してルシオラを怯ませると共に幻術を解いた。
「幻術の最中に割り込むなんて品がないわね…………そんな品のない人達は貴方達が相手しなさい。」
「「………」」
ルシオラの指示によって式神達は動き出し、それを見たエステル達は二手に分かれて式神に向かい、シェラザードは一人でルシオラに向かった。
「……………」
「喰らうかよ!」
近づいて腕で攻撃した敵の攻撃をルークはバックステップで回避し
「せいっ、はっ!」
「烈震天衝!!」
ヨシュアとエステルは敵の左右からそれぞれ攻撃を叩き込み
「崩襲脚!烈破掌!!
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ