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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(FC篇)
第118話
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花乱舞!!」

カーリアンのSクラフトはトロイメライの体の到る所にひびをはいらせ

「行くわよ、クインビュート!はっ!はっ!はっ!はっ!はっ!はっ!はっ!はっ!はっ!はぁっ!!!」

シェラザードのSクラフトによって、トロイメライは体をよろけさせた所を

「これで決めるっ!桜花!無双撃!はぁぁぁぁぁぁぁぁ!せぃ、やっ!たぁぁぁ!!」

エステルのSクラフトが命中し、6人の総攻撃を受けたトロイメライはついに音をたてて崩れた!


「はあはあ……。な、何とか倒せた……?」

「う、うん……。動けなくはしたみたいだ……」

リシャールとの戦いを含め、3連戦で疲弊したエステルとヨシュアはトロイメライが崩れて動かなくなるのを見て、安心し膝をついた。

「リスティ、疲れました〜。」

「はうう〜……」

「ハァ……なんとか終わったわね。」

リスティやティータ、シェラザードも疲弊した様子でその場で膝をついた。

「フフ……久しぶりに歯ごたえのある相手だったわ♪」

一方カーリアンだけは余裕の笑みを浮かべて、倒れているトロイメライを見ていた。



「『環の守護者』か……。どうやら、そいつの目的は『輝く(オーリオール)』を封印していたこの施設の破壊だったようだな……。そして、『輝く環』の封印と同時に扉の中で機能を停止したのか……。『輝く環』をめぐって古代人同士が対立していたのかあるいは……。しかし……肝心の『輝く環』はどこに……」

エステル達との戦いから回復して立ち上がったリシャールは崩れているトロイメライを見て呟いた。その時崩れていたはずのトロイメライの手が動き始めた。

「なんと……まだ動けるのか!?」

それに気付いたリシャールは驚愕の表情でトロイメライを見た。そしてリシャールの言葉通りトロイメライは立ち上がってエステルをめがけて腕を振りかぶった。

「まだ動けたの!?」

カーリアンも同じように驚いた後、双剣を構えた。

「ヨ、ヨシュア……!」

「エステルッ……!」

ヨシュアは疲弊した体で無理やり立ち上がり、エステルの壁になりトロイメライの攻撃をエステルの代わりに受けようとしたところ、トロイメライの腕が攻撃されトロイメライは攻撃を一端やめ、自分に攻撃をした敵ーーリシャール大佐に体を向けた。

「……させんっ!」

「え……」

「た、大佐……!?」

意外な人物の援護にエステルとヨシュアは驚いた。



「君たちは今しがたこいつと死闘したばかりだ!私の方はもう動けるようになった!時間を稼ぐことくらいはできる!」

自らを犠牲にして自分達を逃がそうとするリシャールの言葉にエステルはすぐに頷けなかった
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