第117話
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「……警告します……。全要員に警告します……」
「え……」
「あの装置が喋っているんだ……」
エステル達は聞き覚えのない声に驚いた後、ゴスペルが置いてある装置を見た。
「『オーリオール』封印機構における第一結界の消滅を確認しました。封印区画・最深部において『ゴスペル』が使用されたものと推測……。『デバイスタワー』の起動を確認……」
そしてエステル達の周りに建っていた4本の柱が地面へと収納されて行った。
「な、なによこれ!?一体何が起こるの!?」
「落ち着きなさい!いつでも戦えるようにはしておきなさい!」
慌てているエステルにカーリアンは双剣を構えて警告した。
「第一結界……『オーリオール』封印機構……。大佐、これはいったい!?」
「わ……わからない……。このような事態になるとは想定していなかった……」
唯一事情を知っていそうなリシャールにヨシュアは尋ねたが、リシャールも何が起こったかわからず戸惑いの表情を見せて答えた。そして装置はさらに伝え続けた。
「第一結界の消滅により、『環』からの干渉波、微量ながら発生……。『環の守護者』の封印解除を確認……。全要員は、可及的速やかに封印区画から撤退してください……」
機械的な声の警告がなくなると、エステル達の横にあった壁がなくなり、大きな空洞が出来た。そして空洞の奥から小さな赤い光がいくつか出て、リシャール達が連れていた人形兵器とは核が違う超大型の人形兵器と周囲を浮遊している人形兵器が現れた。
「な、なに、このブサイクなの……」
「気を抜かないで!こいつが『環の守護者』だ!」
人形兵器の見た目に呆れているエステルにヨシュアは警告した。
「これほどの人形兵器が地上に解放されたら、とんでもないことになるわ!なんとしてでも、ここで仕留めるわよ!」
「は、はい!」
シェラザードの言葉にティータは頷き、魔導砲を構えた。
「やれやれ……ちょっと面倒そうだけど、さっさと倒すわよ!リスティ、無理そうなら貴女は下がってていいわよ!」
「いいえ〜、リスティも戦います〜!」
カーリアンの忠告にリスティは首を横に振って答えた後、攻撃の構えをした。
「ゲート固定……導力供給完了……再起動確認……MODE:索敵行動……座標確認……『環の守護者』トロイメライ……索敵行動開始……」
未知なる存在、『環の守護者』がエステル達に襲いかかったが、相手の攻撃は単調であったので戦いのセンスがいいエステル達は相手の攻撃を何度か見て、慣れてくると攻撃の予測などできたので、隙を見つけて全員が集中攻撃を行った。メンバー全員でSクラフトや強力なアーツをトロイメライに命
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