第113話
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て、エステルとシェラザードがそれぞれ武器でオリビエを吹っ飛ばした!
「あ〜れ〜!………はうっ!?」
エステルとシェラザードに攻撃されて吹っ飛ばされたオリビエはわざとらしい悲鳴を上げて、壁にぶつかって呻いた。
「このスチャラカ演奏家が〜!この人はあんたごときがナンパしていい人じゃないわよ!!」
「どうやらお仕置きが足りなかったようね…………」
「あ、あの2人とも?なんか、武器に雷がともっていません?」
エステルとシェラザードに睨まれたオリビエは2人の武器に雷が宿っている事に気付いて、恐る恐る言った。
「いや〜、こんなにも早く、貰ったばかりの武器の性能を試すいい機会が訪れるとはね♪」
「先ほど出来た鞭に魔術の力を加えさせる技、感覚をもう少し掴んでおきたい気分だったのよね〜♪」
2人は口は笑っていたが目は笑っていなく、武器を構えていた。
「ふ、2人とも落ち着いて下さい!」
エステル達の様子を見たティアは慌ててエステル達に駆け寄って仲裁を始めた。
「ハァ………全く何をしているんですか………」
「ハッハッハ!聖女に声をかけるとか、あの兄ちゃん、とんでもない度胸をしているな!」
「ア、アハハ……」
エステル達を見て、ヨシュアは呆れ、ジンは豪快に笑い、クロ―ゼは何も言えず苦笑していた。
「聖女……だと?おい、ヨシュア。それは本当なのか?」
一方ティアの正体がわからなかったアガットは驚き、ヨシュアに尋ねた。
「はい。彼女がイーリュン教の”癒しの聖女”です。……本人は”聖女”と呼ばれるより、名前で呼ばれる方がいいらしいですけど。」
「ほう〜。あれが噂の”癒しの聖女”か。随分若いの〜。まあ、見た所人間ではなく”闇夜の眷属”だから、あの外見で何年生きているのかの?」
博士は感心した声を出して、仲裁しているティアを見ていた。
「……………………………」
一方ヨシュアの説明を聞いたアガットは厳しい目つきで仲裁しているティアを見ていた。
「ア、アガットさん?どうしたんですか?なんか、怖い目つきをしていますけど………」
「ティータちゃんの言う通りだよ。ティアさん、凄く優しい人なのに、どうして睨むの??」
アガットの様子に気付いたティータとミントは尋ねた。
「うるせえ。目つきは生まれつきだ。別に睨んでもいねえよ。」
2人の声に気付いたアガットは気を取り直して、なんでもない風に装った。
「まさか、あなた達もここに来るとはね、リスティ、チキ。」
一方カーリアンはリスティやチキに話しかけた。
「お久しぶり……です………」
「エステルとは友達ですから〜
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