欧州へ
空母赤城
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よ」
この赤城は扶桑にとって大切な空母である。
だからこそ護衛もかなりの人数で行っているのです。
随伴の駆逐艦が多いのはそれもそういうことなのです。
「それで坂本さん。この艦には何人の魔女がいるんですか?」
「そうだな。私を含めて八人だったか」
「八人もいるんですか!?」
八人もいるのに私は坂本さんしかわからないよ。
きっと怖い人なんだよね?
「そろそろ着艦するころだろう。見に行くか?」
でも坂本さん以外の魔女も見てみたい。
ここは勇気を出さないと!!
「はいっ!!」
この後で会うのが宮藤と同い年の理恵率いる119航空隊とは知ることもなく、坂本に連れられ二人で甲板に向かう。
甲板では着々と着艦準備が進められていた。
「ところで坂本さん?」
「なんだ宮藤」
「坂本さんとほかの方は同じストライクウィッチーズの人なんですか?」
「いや、あいつらは扶桑の魔女隊だ」
扶桑の魔女。
この言葉がなぜか宮藤の頭の中で響いていた。
私も練習すれば坂本さんみたいに空を飛べるのかな?
でも戦争には参加したくない。
「詳しくは本人たちに聞いてみるがいい」
〜空母 赤城 甲板〜
「理恵!大きいよ!」
「そうだね」
大井基地に滑走路よりも長く見えるのはきっと海の上だからあだろう。
本来なら地上の滑走路が空母に負けるなんて考えられないからね。
「理恵、艦長にあいさつに行かなくていいのか?」
「そうですね。では皆さんは自室に向かってください」
今日は色々あったことですし、このまま休息にしてもいいですね。
それに扶桑近海は比較的に安全ですし。
休めるときに休んでおかないといけないですからね。
やることもたくさんあることですし。
「艦長はどこにいるのかな?」
大体予想は尽きますけど、一様確認してから行きますか。
行き違いになるなんて嫌ですしね。
「おーい。根岸ー!!」
そういえばこの艦には坂本少佐も乗艦されていたのでしたっけ。
これは厄介なことになりそうですね。
坂本さんといえばスパルタ訓練でそこそこ有名な方ですから。
その分、実力ま確かですけどね。
甲板に上がってきた坂本と宮藤はまっすぐ理恵のもとに向かってきていた。
理恵は動くことなくその場でただ立っているだけだった。
それにしても隣の子はいったい?
見た目からすると、私と同じくらいだよね。
でも、なんで軍服ではないの?
話せる位置まで近づいてくる二人に顔を向ける。
そして来ている服が中等教育の制服であったことから
「坂本少佐、お久しぶりです」
「そうだな
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