ターン47 鉄砲水と分岐の英雄
[9/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
るぜ。さあ、今回はもう1段上のコンタクト融合を見せてやる!魔法カード、NEXを発動!このカードは俺のNを進化させ、同名カードとしても扱うレベル4モンスターをエクストラデッキから特殊召喚する!さあ来い、マリン・ドルフィン!」
やはり、と言うべきか。アクア・ドルフィンの体つきが引き締まり、より精悍な体へと進化していく。
N・マリン・ドルフィン 攻900
「さらに魔法カード、スペーシア・ギフトを発動!このカードは俺のフィールドに表側表示で存在するNの一種類につき1枚のカードをドローするぜ……あれ、意外だな。俺が今2枚ドローしたことに何も言ってこないなんてよ」
「ああ、わかってるさ。マリン・ドルフィンはルール上アクア・ドルフィンとしての名前も持つカード、だから今十代の場にいるNは1体でも、その名前だけなら2種類が場に存在する計算になるって寸法でしょ?」
「なんだよ、気づいてたのか。ちぇーっ、せっかく自慢できると思ったのによ。じゃあマリン・ドルフィンの効果……は、捨てたい手札もないからやめておくか。行くぜ、お待ちかねのコンタクト融合だ!フィールドのネオスとマリン・ドルフィンをデッキに戻し、コンタクト融合!さあ来い、E・HERO マリン・ネオス!」
コンタクト融合のさらなる進化の形、マリン・ネオス。コンタクト融合体なのにエンドフェイズにデッキへ戻るデメリットが発生せず、E・HEROの名を掲げる融合ヒーローであるにもかかわらず正規の方法で特殊召喚さえしてしまえば蘇生も帰還も可能という異色の戦士も、やはり夢ではなかったわけだ。
E・HERO マリン・ネオス 攻2800
「マリン・ネオスの効果発動!1ターンに1度、相手プレイヤーの手札1枚をノーコストで破壊する!」
荒れ狂う水流がランダムに選びだしたカードはやはりあの時と同じ永続トラップ、グレイドル・パラサイト。ここまではまさに、何一つ変わることなくターンが進んでしまった。ここからは僕のターン、なるべく怪しまれない範囲でいかにあの時との違いを出すかが問題だ。
確かに極端な話、ここでドローゴーすれば夢とは全く違った盤面に持っていくことも可能だろう。だけど、それだと意味がない。精神が不安定になりつつある十代のため、それにここで下手をうつと本格的に周りから疑われかねない僕のためにも、ここは全力で戦い、その上でわかりあうことが必要なんだ。
「カードを2枚セット。これでターンエンドだ」
「僕のターン、ドロー!……シャクトパスを守備表示で召喚、さらにカードを3枚セットしてターンエンド!」
シャクトパス 守800
あの時は、僕はシャクトパスをセット状態で出した。それを表側にした
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ