第三章
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後で剣道部の方に戻って言った。
「いや、驚いた」
「ああ、最初のな」
「あの一本な」
部員達も正座して面を取った彼に言う。
「凄かったな」
「いきなりだったからな」
「もう動いたな」
「その瞬間にな」
「一気に来たからな」
「そこで」
「速かった」
蒼白になった様な顔でだ、田所はこうも言った。
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