2部分:第二章
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水餃子が来たがその二つはすぐに食べてしまった。それから来たのが餅とメインである羊料理であった。
「これが中国の羊料理ね」
「ああ」
テーブルの上に置かれた羊料理を前にして声を出す妻に対して答えた。
「これがそうだよ」
「こちらは何かオーストラリアでもよく見る感じね」
ジェーンは串に刺された羊肉を手に取りながら言った。
「見たところ」
「普通に焼いた感じだな」
「そうね。慣れているから食べ易そう」
あくまで彼等のいつも食べている料理の中で話すのだった。
「ただ。こっちは」
「しゃぶしゃぶか?」
「ええ。とても変わってるわね」
しゃぶしゃぶを見て目を丸くさせていた。沸騰した湯で満たされている鍋を見て驚いているのではなくその横にある非常に薄く切られた肉を見て驚いているのだ。ジェーンにとってははじめて見る肉の切り方であった。
「これを。どうやって食べるのかしら」
「ああ、それなら簡単だよ」
箸を使ってその肉のうちの一片を鍋の中に入れながら話をする。実は彼は箸が使えるのだ。ジェーンはそれができないので実はフォークで食べていたのだ。
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