6話『復讐者とグレモリー眷属<特訓>』
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訓で何かわかったかしら?」
部長が溜め息混じりに、俺にそう問いかけてくる。
「………俺が一番弱かったです。人間の修よりも……………」
俺は今日一日で感じたことを部長に言った。
「そうね。確かに、今の段階ではイッセーがこの中で一番弱いわ」
「だけど、イッセーは今回のゲームの要だと私は考えているわ」
部長のその一言に俺は驚いた。
「お、俺ってそんなに重要な位置にいるんですか」
「えぇ、イッセーの持つブーステッド・ギアは所有者が強ければ、強いほど無限の可能性が備わっている筈よ。だから、今回の特訓はイッセーをトコトン鍛えていくつもりなの。いいわね?」
「はい!絶対にあの焼き鳥を倒してみせます!」
「ふふっ。そのいきよ」
俺は絶対に焼き鳥を倒すことを決意した。
「食事を終えたらお風呂に入りましょうか。ここは温泉だから素敵なのよ」
ーーーーッ!
部長の一言に俺の意識がエロに塗り替えられる。
「僕は覗かないよ、イッセー君」
木場がニコニコスマイルで先制パンチをしてくる。
「バッカ!お、おまえな!」
「あら、イッセー。私たちの入浴を覗きたいの?」
そう言った部長はクスッと小さく笑う。
「なら、一緒に入る?私は構わないわ」
その一言で俺に衝撃が走る。
「朱乃はどう?」
「イッセーくんなら別に構いませんわ。うふふ。殿方のお背中を流してみたいかもしれません」
満面の笑みで朱乃さんが肯定する。
「アーシアは?愛しのイッセーとなら大丈夫よね?」
部長の問いかけにアーシアは顔を真っ赤にして、うつむいてしまったが、小さくこくりと頷いた。
「最後に小猫。どう?」
当の小猫ちゃんは両手でバッテン印を作る。
「………いやです」
拒否られたぁ!?
「じゃ、なしね。残念、イッセー」
クスクスと悪戯っぽい笑みで部長が言う。
「…………覗いたら、恨みます」
小猫ちゃんに先制を食らった。
「イッセーくん、僕と裸の付き合いをしよう。背中、流すよ」
「うっせぇぇぇぇぇぇッ!マジで殺すぞ、木場ぁぁぁぁ!」
俺の怒りの慟哭が別荘に響き渡った。
〜修弥Said〜
グレモリーに山に上らされた二日目。
一階にあるリビングで兵藤達は勉強らしきことをしていた。
俺は無視して昨日の続きをしようと思ったが、コカビエルという名が聞こえ、その部屋
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