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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第102話
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目でウィルを見つめ

「ちょ、ちょっとサラ教官!?」

「教官のサラの分がある訳ないじゃん。」

サラ教官の行動を見たリィンは慌て、フィーはジト目で指摘した。



「クスクス、大丈夫ですよ。リウイ陛下はサラさんの分もウィルに発注しましたから。」

「ラッキー♪さすが元メンフィル皇帝だけあって太っ腹ね〜♪」

「アハハ……」

セラウィの答えを聞いて嬉しがっているサラ教官の様子を見たプリネは苦笑した。



「で、でも本当にいいのかな……?僕達がそんな凄い職人の人が作った装備をタダで貰って使っても……」

「正直、学生の僕達には不相応だと思うんだが……」

その時エリオットとマキアスは不安そうな表情をし

「そ、それに……ウィル様が作った装備って、凄いプレミアがついて一番安くても100万ミラはするって話を聞いた事があるわよ……?」

「ええっ!?ひゃ、百万ミラ!?」

「途方もない値段ですね……」

「それ程の高値が付くなんて、きっと素晴らしい職人の方なんでしょうね♪」

冷や汗をかいて言ったアリサの話を聞いたリィンは驚き、エマは表情を引き攣らせ、セレーネは尊敬の眼差しでウィルを見つめた。



「ハハ、俺としてはそんなとんでもない値段はついて欲しくなかったんだけどなぁ。」

「フフ、これもユイドラ領主としての宿命ですよ、ウィル。」

「うむ!ウィルは歴代に見ない最高の職人だからな!当然の結果じゃ!」

苦笑しながら言ったウィルの言葉を聞いたセラウィは微笑み、リフィアは胸を張って言った。



「皆様が遠慮をする必要はございません。陛下は常任理事の一人として生徒である皆様がいざ内戦が起こった際、少しでも生存率を上げるための措置をしただけですから。」

「万が一内戦が起こった際、他国の余達は干渉できんからな。お主達の事を思ったリウイからのせめてもの贈り物じゃ。」

「…………陛下が俺達の為に用意したのなら、受け取らない方が失礼というものだな。」

「うむ。修行中の身でウィル殿程の名工が鍛え上げた装備を受け取るのは正直不相応だが、陛下のお気持ちを無下にする方が失礼だしな。」

エリゼとリフィアの説明を聞いたユーシスとラウラはそれぞれ頷いた。



「――話は決まったようだね。じゃあ採寸をするから男性は俺についてきてくれ。」

「女性の方達は私が採寸しますので私についてきてください。」

「わかりました。」

そしてリィン達は男子、女子にわかれてそれぞれウィルとセラウィについて行きかけたが、プリネとツーヤが付いて行っていない事に気付いて首を傾げて尋ねた。



「プリネ達はいかないの
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