第90話
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がら天晴じゃないか。」
「……安心しました。」
「これに懲りてクローディアを狙う可能性も低くなっただろうから、私は二重の意味で安心したよ。」
ブルブランが撤退した事に安堵したエステル達はそれぞれ構えを解いた。
「それじゃあ奥の端末を停止させてしまおう。上層に行くためのゲートを開けることができるはずだよ。」
「うん……了解!」
その後奥の端末を操作してゲートを開けたエステル達は一端アルセイユに戻って体制を整えてメンバーを編成し直し、エステル、ヨシュア、ジン、リオン、ソフィ、ケビンのメンバーで先を進むと第二層のようにゲートが先をロックしていたため、端末を探して外に出る出入り口を見つけたエステル達はブルブランのように執行者が待ち構えていると思い、警戒しながら外に出た。
〜アクシスピラー第三層・外〜
「クク……待ちくたびれたぜ。」
エステル達が端末がある場所に到着すると”痩せ狼”ヴァルターが待ち構えていた。
「貴方は……」
「サングラス男!」
「”痩せ狼”か……」
「……ヴァルター。」
仲間達がヴァルターを警戒している中、ジンは一歩前に出てヴァルターを睨んだ。
「クク……よく来たじゃねえか。ここに来たってことは覚悟はできたみてぇだな?」
「ああ……師父から継いだ”活人”の拳。あんたの邪拳を打ち砕くために振るわせてもらうつもりだ。」
「……クク…………。どうやらジジイの目論見通りになったようだな。」
「師父の……目論見通り!?どういうことだ、ヴァルター!あんたと師父が仕合ったのは、やはり俺が関係しているのか!?」
ヴァルターの口から語られた驚愕の事実に驚いたジンはヴァルターを睨んで問いかけた。
「ハハ……だから言っただろう。もし、それが知りたかったら俺を打ち負かしてみせろッてな。」
ジンの問いかけに不敵な笑みを浮かべて誤魔化したヴァルターが指を鳴らすと柱の上に待機していた2体の装甲獣が地上に降りてエステル達と対峙した。
「腑抜けた拳を振るったら、その場で終わらせてやる……。さあ、死合うとしようぜ!」
そしてエステル達はヴァルター達との戦闘を開始した!
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