第90話
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はずだ。この上、教授に従って僕たちと戦う理由はどこにある?」
ブルブランの説明にエステルが驚いている中、ブルブランの真意が未だにわからないヨシュアはブルブランに真意を訊ねた。
「フフ……別に私は教授に従っているわけではない。知っての通り、我々、”執行者”は望まぬ命令に従う義務などないのだ。”使徒”はもちろん、たとえ”盟主”の命であってもね。フフ、教授の人形だった君は少々事情が違っていたようだが。」
「………………………………」
「ヨシュア……」
「私が拘る理由はただ一つ……。そこに盗む価値のある美しい物があるかどうかだけだ。だからこそ私はここにいる。」
「盗む価値のある美しい物……」
「ふむ、いったいそれは何だい?」
ブルブランの答えを聞いてブルブランの真意をクローゼが考え込んでいる中、オリビエはブルブランに答えの意味を訊ねた。
「フフ……それは諸君の『希望』だ。」
「!?」
「逆境であればあるこそ『希望』という物は美しく輝く。その煌めきを見るために私はこの場で諸君を待っていた。その結果、夏の花火のように『希望』が消えてしまっても……私はその極みが見てみたいのだ!」
高々と自身の真意を叫んだブルブランはステッキを構えた。すると上空から人形兵器が2体落下してエステル達を包囲した。
「さあ、見せてくれたまえ!希望という名の宝石が砕け散るときの煌めきを!」
「ならば逆に証明しましょう……。絆が生み出す希望というものが決して砕け散りはしないということを!」
「そして愛があれば、希望の灯火は永遠に燃え続けるということを!」
そしてエステル達はブルブラン達との戦闘を開始した!
「みんな、行くわよ!」
「オォォォォォォ……ハアッ!!」
戦闘開始時エステルは掛け声をかけて仲間の闘志を高め、フレンはクラフト―――ブレイブハートで自らの身体能力を上昇させた。
「それっ!」
そこにブルブランがクラフト――ワイルドカードを放ち
「せいっ!!」
「やあっ!!」
「甘いっ!!」
「それっ!!」
ヨシュアやクローゼ、レイスとオリビエはそれぞれ武器による攻撃で襲い掛かって来たカードを相殺した。
「「……………」」
ブルブランに続くように人形兵器達は一斉に糸のようなものを出して、攻撃を仕掛け、それに気づいたエステル達は散開してそれぞれが相手する敵に立ち向かった。
「「……………」」
人形兵器達は自分達に向かって来たそれぞれの相手――エステル、ヨシュア、フレンに持っている武器で攻撃したが
「はぁぁぁ……せいっ!!」
「朧!!」
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