第89話
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れたくないしね♪エステル達にも貴方とレンの繋がりは今回限りだと説明しておくつもりよ。」
「ほう……?それはつまり私と長期の契約を結びたいと言う事でいいのか?」
レンの話を聞き、レンが自分と長期の契約を結ぶつもりである事を悟った銀はレンに問いかけた。
「ええ。普段は他の人達からの依頼を請けてもらって構わないわ。レンが貴方の力が必要な時だけレンの依頼を優先してくれればいいし、勿論その度に”別口”として”報酬”を支払う上、万が一レンの依頼のせいで他の人の依頼が実行できなかった時は貴方が請けた他の人の依頼の2倍を賠償金として支払うわ。長期契約金はそうね……毎年10億ミラでどうかしら?」
「フム………悪くない話だが万が一私が請けた他の仕事でお前と敵対する場面になった場合はどうするつもりだ?」
「その時は互いに敵同士として振る舞っていいわよ。その方が”お互いの為”になるでしょう?」
「クク、敵になる可能性がある者と契約を結ぼうとはつくづく変わった娘だ。」
意味ありげな笑みを浮かべるレンに対し、銀は怪しげな笑みを浮かべていた。
「あら、そうかしら?貴方は活動をカルバードを主としていて、レンの活動はリベールが主なのだからそれぞれの仕事で敵対する可能性は低いでしょうし、そもそも貴方は誰にも気づかれないように仕事を終えているでしょうから、それも考えるとレンと敵対する可能性は非常に低いでしょう?」
「クク、一理あるな。…………―――よかろう。この浮遊都市の件が終わってから1ヵ月以内に先程お前が口にした年間の契約金である10億ミラをこの紙に書かれている方法で支払えば契約完了だ。」
レンの言葉に口元に笑みを浮かべて答えた銀は契約金を支払う特殊な方法が書いてある紙をレンに手渡し
「了解。―――それじゃあ、”今後も”よろしくね♪」
紙に書かれてある事を一瞬で暗記して紙を懐にしまったレンは小悪魔な笑みを浮かべて答えた。
こうして……レンは人知れず”銀”との長期に渡る契約を結んだ。一方探索を続けていたエステル達はついに浮遊都市の真ん中に位置し、とてつもなく高い塔でえある”中枢塔”に到着した後一旦アルセイユに戻って同行メンバーをルーク、クローゼ、オリビエ、レイスに編成し直し、装備等を整えた後”アクシスピラー”の攻略を開始した。
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