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英雄伝説〜焔の軌跡〜 リメイク
第89話
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「あ、あんですって〜!?」

「ガッハッハッ。どうやら話はまとまったか。」

「それじゃあ俺たちは”山猫号”に戻るぜ。ジョゼット。くれぐれも気をつけろよ。」

「あ、うん……。兄貴たちも気を付けてよね。多分大丈夫だと思うけど、もしかしたら”結社”の”執行者”っていう連中が襲ってこないとも限らないし。」

「ガハハ、心配するなって!」

「ま、せいぜい気をつけるさ。」

その後探索を再開したエステル達は一旦アルセイユに戻ってメンバーを編成しなおして探索を再開した。



〜公園区画”カルマーレ”〜



「……意外と早かったわね?”グロリアス”への”仕込み”が終わるのは都市中央にある高い塔の攻略を開始する頃くらいかと思っていたけど。」

エステル達が探索を再開した頃、人気のない場所まで移動したレンは独り言を呟いた。

「フフ、お前達があの紅き戦艦の内部で派手に暴れてくれた事によって敵の目はお前達に集中したからな。お陰で”仕込み”の時間も当初予定していた時間を大幅に下回った。」

すると銀がレンの背後の空間から現れた!

「うふふ、ちなみにレンの”お手伝い”は役に立ったかしら?」

「クク、存分に活用させてもらった。機関部のエンジン全てにもお前に渡された遠隔操作でハッキングができる装置や爆薬が仕掛けてある。―――これでいつでもお前の思うがままに、あの紅き戦艦を海の藻屑と化させるという事だ。」

「ご苦労さま♪後はこの浮遊都市の件を解決して”結社”の撤退を確認した後、ママを護衛している”西風の旅団”の人達に護衛期間の終了をレンの代わりに伝えてくれれば、”今回の依頼”はそれで終了よ。」

「ほう?あの中央の塔の攻略には手を貸さなくてよいのか?」

レンの説明を聞き、浮遊都市の攻略に自分の手を借りさせる推測していたが、レンの答えが予想と違った事に若干驚いた銀は意外そうな様子でレンに訊ねた。



「そっちの方は貴方に手を貸してもらう程、戦力が不足していないから別に必要はないし、もし”結社”に貴方までエステル達と一緒にこの浮遊都市に来てエステル達に力を貸している事を知られたら、”グロリアス”を沈めたのがレン―――いえ、リベールの”報復”だと疑われて、リベール―――最悪は貴方を雇ったレン自身が”結社”に必要以上の恨みを買う事になるでしょう?それだけは可能な限り避けたいのよ。」

「クク、さすが遊撃士協会本部に手を回して私や”西風の旅団”を合法的に雇っただけあって、自身や周りの者達への配慮は徹底しているな。」

「うふふ、それ程でもないわよ♪―――それに貴方とはこれからも長く付き合っていきたいから、レンと貴方が繋がっている事は可能な限り誰にも知ら
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