ボス攻略と隠しスキルと恋
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どんどん埋めていると何処からか絶叫マシーンに乗ったかのような叫び声が聞こえてきた。
「何だよ!?誰が叫んでるんだ!?」
叫びが聞こえる方向を見ると一瞬だけ、キリトとアスナ、ユキの三人が物凄い勢いで走って行くのが見えた。
「あれ……キリトにアスナ、ユキだったな……」
何に絶叫してたかわからないがユキたちが走っていった逆方向にボス部屋があるかもしれないと予想してその方向に向かった。
どうやら、その予想は正しくかったようで、目の前には巨大な扉があった。
「ここがボス部屋か。とりあえず、ボスの行動でも把握するか」
俺は扉に手を掛けて押す。扉はゆっくりと開き、中にこもっていた冷気が肌に突き刺さる。そして完全に扉が開くと、奥のほうから青色の炎が灯り始める。全部が灯り、ようやくボスの姿が目視できるようになった。ボスの名前は《グリームアイズ》。そいつは俺を見ると咆哮を上げる。
「うぉおおおおおおお!!」
「さあ、偵察を始めようか」
そして両手剣を逆手に持ってから部屋の中に入る。それを確認したグリームアイズは物凄い勢いで走ってくる。グリームアイズの持っている斬馬刀の間合いに入った瞬間、振り下ろされる。それを《フェーロ・プラス・グラヴィターティ》を振って弾き飛ばそうとする。しかし、グリームアイズも相当な力があるらしく、どちらも弾かれずにつばぜり合いになる。
「なかなか、やるじゃねえか山羊頭……」
グリームアイズは開いている手で俺を殴ろうとする。
「簡単には殴られるかよ!!」
ゲツガも負けじと開いた片方の手を殴ってくるグリームアイズの拳に殴りつける。二つの拳は大きな音を立てる。しかし、これも互角だったのかどちらの拳も弾かれる。
「クソ、いてぇー!!」
弾かれると同時にいったん距離を置いて離れる。拳を同時に当て、弾いたのはいいのだが、片手は拳が割れたように物凄く痛む。ペインアブソーバが消えたことにより、脳が痛覚を働かせているためだろう。腕がまだ動くかを確認してもう一度、グリームアイズを見る。グリームアイズは斬馬刀を振りかざして突撃してきていた。素早く構えて、スキル《イラトゥス・エスト・ドラコ》使う。振り下ろされる斬馬刀を衝撃の付加効果で吹き飛ばし、跳躍する。
「おらっ!!」
グリームアイズの肩を掴むと身体を持ち上げて乗る。そして、無防備な首辺りに連続攻撃を食らわせる。
「うぉおおおおおお!!!」
それを食らったグリームアイズは体を激しく揺らして振り落とそうとするがバランスを保ち攻撃する。そして振りがさらに強くなり落ちそうになったとき、肩から思いっきり足に力を入れて天井まで届く跳躍をする。そして体を逆さまの状態にして、天井に足をつける。
「
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