ボス攻略と隠しスキルと恋
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いつもどうりの五時に起きたと思ったら七時を回っていた。習慣がつき、ほぼ徹夜状態以外では決まって五時に起きていた。だが今日は何故かこの時間に起きた。
「……あー、クソッ。寝すぎた」
そう言ってアインクラッドでは珍しくベッドからではなく布団からでる。寝巻きのままキッチンに向かい、料理を作る。今日は和食ではなく洋食でいくことにし、パンとスープを作る。いつもどうり、昼飯も作った。朝食をゆっくりと取って、寝巻きからいつもの装備に着替える。白いコートにステータスアップのロザリオのネックレス、背中には愛剣の《フェーロ・プラス・グラヴィダーティ》を装備する。
「よし!気合入れて今日も攻略頑張るか」
そして、ゲツガは今回を突破するために七十四層の迷宮に向かった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
迷宮区内で現在、《リザードマンロード》二体と戦っていた。このモンスターは片手に曲剣カテゴリーのシミター、もう片手にはバックラーを装備している、トカゲの剣士である。まずは一体がシミターをオレンジ色に光らせて懐に飛び込んできた。このスキルは確か曲刀カテゴリの結構上位にあるスキル《フェル・クレセント》だったような気がする。射程四メートルをわずか0,4秒で間合いを詰める優秀なスキルだ。しかし、このスキルは何度も見てタイミングを把握している。剣をギリギリで避けると同時に逆手に持った両手剣を下から振り上げて剣の腹に当てるとオレンジ色の光を発していた剣が砕け散る。
「じゃあな。トカゲ」
そう言って頭を掴み地面に叩き込む。しかし、それでもHPを削りきれなかったため両手剣を首に向けて振りおろす。それをまともに食らったリザードマンの首がスパッと斬れてポリゴン片へと変わった。それを見ていたもう一体のリザードマンは、さっきの奴とは違い、間合いをはかりながらちょっとづつ詰めてくる。
「そんなにゆっくりにしか来ないならこっちから行くぞ」
そう言って、後ろに飛び、柱に引っ付く。そして一気に柱から跳びだして突っ込む。一瞬で間合いを詰めたため、リザードマンは反応できずにいる。そこに両手剣を横一線に振りその後、回し蹴りを決める。それでもまだHPが残っていため、頭を掴もうとするが、リザードマンはそれをさせまいとシミターを振り回す。
「動こうとすんじゃねえ。腕を切り落とすぞ」
そう言って、両手剣をアッパーの要領で振り上げる。高速の剣が腕を切り落としたあと、リザードマンはポリゴン片へと姿を変えた。
「ふー、疲れた。まあ、ここらへんで死ぬことはないから大丈夫か」
そう呟き、ダンジョン攻略のため、奥に潜っていった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
昼食を食べ終えて、ダンジョン内のマップが埋まってないところを
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