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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜聖獣との契約〜
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か!」
フィーの疑問を聞いたユーシスは”聖獣ラウクソー”の許へと駆け出し、ユーシスを追うかのようにプリネ達も走り出し、”聖獣ラウクソー”を庇いながら魔物達を殲滅した。
「ブルルル……!」
戦闘を終えて”聖獣ラウクソー”を守りきったプリネ達だったが、”聖獣ラウクソー”は興奮した様子でプリネ達を睨んでいた。
「不味い……!興奮している……!」
「せっかく守ってあげたのに、わたし達の事も敵と認識しているみたいだね……!」
「ど、どうしましょう……!?」
”聖獣ラウクソー”に睨まれたラウラは厳しい表情をし、フィーは警戒し、エマは不安そうな表情をした。
「…………!」
そしてユーシスは”聖獣ラウクソー”の許へ駆け出し
「ユーシスさん!?」
「まさか……!宥める気か!?」
「ユーシス、今の状態で近づくのは危険すぎる!下手をすれば跳ね飛ばされるぞ!?」
ユーシスの行動を見たプリネとレーヴェは驚き、ガイウスは警告した。
「ヒヒーン!!」
自分に向かって来たユーシスを見た”聖獣ラウクソー”は突撃したが何とユーシスは自分に突撃した瞬間を狙って間一髪で”聖獣ラウクソー”の首に掴まると同時に素早い動作で背に跨った!
「落ち着け!貴様の敵はもういない!」
暴れる”聖獣ラウクソー”の胴に両足でしっかりと跨ったユーシスは必死に宥め、やがてユーシスの必死の行為が功を制したのか”聖獣ラウクソー”は大人しくなった。
「ブルルル…………」
「よし……それでいい。」
落ち着いた”聖獣ラウクソー”から降りたユーシスは”聖獣ラウクソー”の身体を撫でて宥めていた。
「興奮した聖獣を宥めるなんて……」
「フッ、馬術部で活動しているだけはあるな。」
その様子を見守っていたプリネは目を丸くし、レーヴェは静かな笑みを浮かべ
「私では今のような事はできんな……」
「ああ……興奮している馬を宥める等並大抵の事ではないからな……」
ラウラとガイウスは感心し
「フフ、ユーシスさんの馬を大切にしている心が伝わったのかもしれませんね。」
「そうかもね。」
エマとフィーは微笑んだ。
「――プリネ、足に怪我をしている。治療してやってくれないか?」
「え?あ……わかりました。――――闇の息吹。」
ユーシスに呼ばれたプリネはユーシスに近づいて聖獣を治療した。
「………………」
「―――行け。今後はもうあのような魔物共に後れをとるな。」
自分をジッと見つめる”聖獣ラウクソー”にユーシスが指示をしたその時
「ヒヒーン!」
”聖獣
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