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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜聖獣との契約〜
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が魔剣で霊体を真っ二つに斬って消滅させ、他の霊達を怯ませた!



「―――行きます!イグナプロジオン!!」

「浄化の光よ、哀れなる魂に救いを!救世の聖輝!!」

「浄化されるがいい!エクスクルセイド!!」

するとその時駆動や詠唱を終えた3人が高火力のアーツや魔術を放ち、弱点属性の魔法攻撃を受けた霊達は次々と消滅した!



「フウ……何とかなりましたね。」

「フン、他愛ない。」

敵の消滅を確認したエマは安堵の表情になり、ユーシスは鼻を鳴らし

「……サラ教官の話では戦技(クラフト)ならある程度の効果はあるとの話だったが……」

「全然効いていないし。後で文句を言わなくちゃ。」

静かな表情で呟いたガイウスの言葉を聞いたフィーはジト目で答え

「そう言えばレオンハルト教官の攻撃には効いていたようでしたが……」

レーヴェが霊を斬った事が気になっていたラウラはレーヴェを見つめた。



「俺の剣は”匠王”ウィルフレドによって鍛え上げられた”魔剣”だからああいった霊も斬れる。」

「ま、”魔剣”ですか……」

「むう。レーヴェやプリネ達だけずるい。わたし達も欲しい。」

レーヴェの持つ剣の正体を知ったエマは表情を引き攣らせ、フィーは頬を膨らませてジト目でレーヴェを見つめ

「ない物をねだるな。見苦しい。」

フィーの様子を見たユーシスは呆れ

「しかし……フィーの意見に賛成する意味ではないが、武器屋で売っていた属性が付与されてある武器を買っておくべきだったかもしれんな。EPや魔力も無限ではないのだから、できれば前線の我らも霊に有効な武器が欲しいな。」

「ああ。街に戻ったら買った方がいいかもしれないな。」

考え込んだラウラの意見にガイウスは静かに頷いた。そして迷宮をある程度進むと多くの魔物達が身体の所々に鎧を身に纏い、天馬(ペガサス)のように白き翼を生やし、背後に天使の輪っかがある馬らしき生物を襲い、生物は孤軍奮闘していた。



「あの馬は一体……」

「ペガサス……でしょうか?」

「それにあの光の輪は一体……」

未知の生物を見たガイウスは目を丸くし、エマとラウラは戸惑い

「鎧を身に纏い、天使族の証拠である光の輪がある天馬(ペガサス)…………まさか文献にあった”聖獣ラウクソー”!?一体どうしてこんな所に……」

「―――”ブレアード迷宮”は広い。どこからか迷い込んできたかもしれんな。」

生物―――”聖獣ラウクソー”を見たプリネは驚き、レーヴェは静かな表情で考え込み

「それよりどうするの?見た所、かなり劣勢みたいだけど。」

「フン、あれ程の名馬を魔物共に喰われてたまる
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