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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第99話
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で頷き

「ええ。まあ滅多に使う事はないんですが。―――そう言えば言い忘れていましたが……皆さん、客室に備え付けてある冷蔵庫の中にある飲み物もそうですが、客室に備え付けてある茶菓子やつまみ等も好きに飲み食いして頂いて構いませんよ。元々客室に泊まる方用に用意されてある物ですから、お金は一切取りませんから。」

「へ!?」

「高級ホテルでもそんなサービスは中々ないわよ。」

ツーヤの説明を聞いたリィンは驚き、アリサは苦笑し

「何ですって!?何でそれを昨日の内に言ってくれなかったのよ!?昨日泊まった客室にあった茶菓子やつまみには手を出したけど、冷蔵庫に何本か入っていた高そうなワインは飲んだ事がバレてとんでもない金額のお金を請求されたらヤバイと思って我慢していたのに!」

サラ教官は血相を変えて悔しそうな表情でツーヤを睨んだ。



「サラ教官……」

「城の客室の冷蔵庫を物色するなんて、何をやっているんですか……」

「え、えっと。わたくしが泊まる客室にあるお酒でよければ持っていって構いませんので、元気を出して下さい。」

サラ教官の発言を聞いたリィンとマキアスは呆れ、セレーネは苦笑しながら言った。

「フフ、心配しなくても今夜のディナーにサラさんにはお酒を出すつもりでしたから、ディナーでも飲めますよ?」

「ホントですか!?」

「姉さん、甘やかす必要はないよ。」

微笑みながら言ったフィオーラ夫人の言葉を聞いて嬉しそうな表情をしているサラ教官をジト目で見つめたマキアスはフィオーラ夫人に指摘し

「まあまあ……夏休みもあたし達の為に休みを削ってついてきてくれているんですから、それくらいは大目に見てもいいと思いますよ。」

ツーヤは苦笑しながら諌めたが

「という事は全ての客室の冷蔵庫にただ酒がある訳よね?―――あんた達、それぞれが泊まる部屋の冷蔵庫に入っている酒とつまみは後で全部あたしが回収するわね♪学生のあんた達は酒は飲めないし、ただ酒があるのに、飲まないなんてお酒も悲しむでしょうしね♪」

「…………他人の実家でこんな図々しい事を言っているサラ教官を大目に見る必要があるか?」

「アハハ…………」

ある事を真剣な表情で推測した後嬉しそうな表情で言ったサラ教官の指示を聞いてジト目になったマキアスに尋ねられ、冷や汗をかいて苦笑していた。



その後それぞれの部屋に荷物を置いたリィン達は課題を終える為に行動を開始した。
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