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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第99話
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ナイト)”……ですか?」
エリウッド公爵の説明を聞いて聞き覚えのない言葉にセレーネは首を傾げた。
「――――”
天馬騎士
(
ペガサスナイト
)
”とはその名の通り、”
天馬
(
ペガサス
)
”に騎乗して戦う騎士だ。」
「ええっ!?き、”騎士”!?」
「なっ!?ツーヤの話ではクラリスは4歳だと聞きましたが……4歳で剣を持たせているんですか!?」
リィンの説明を聞いたエリオットは驚き、マキアスは信じられない表情でエリウッド公爵を見つめたが
「マキアス!」
「!も、申し訳ございません!大変失礼な事を言ってしまって……」
声を上げて真剣な表情で自分を見つめるリィンの言葉にハッとした後すぐにエリウッド公爵に謝罪した。
「気にしないでくれ。4歳児に剣を持たせる等普通の家庭ならありえない話だしね。」
「……メンフィル帝国の皇族として生まれた子供達は皆、幼い頃から武術か魔術を習うのが”決まり事”なのです。」
「一体どうしてそのような決まり事を……」
複雑そうな表情で語ったフィオーラ夫人の説明を聞いたサラ教官は真剣な表情でエリウッド公爵を見つめた。
「―――リウイ祖父上の意向だ。メンフィル皇族は有事があれば先頭に立って指揮をする為、当然自身の身の守りが必要だ。その為の措置だ。」
「皇族が戦場に出れば自然と味方の兵達の士気は高まります。更に皇族自身の戦闘能力が高ければ士気は更に高まる事も明白です。その為、メンフィル皇族の子供達は幼い頃から武術や魔術を習う事になっているんです。」
「なるほど?さすがは”覇王”の考えって所ね…………敵には恐怖を、味方には畏怖を刻み込む”覇王”らしい物騒な教育方針ね。」
「サ、サラ教官……」
「何もそのような言い方をしなくても。」
エリウッド公爵とツーヤの説明を聞いて眉を顰めたサラ教官の言葉を聞いたエリオットは冷や汗をかき、アリサはエリウッド公爵達を気にしながらサラ教官を見つめた。
「わたくしとお姉様は7歳の頃から武術の基礎を習い始めましたが……さすがに4歳は早すぎると思うのですが……」
「……そうだね。」
戸惑いの表情をしているセレーネの言葉にツーヤは静かに頷いた。
「プリネが滅茶苦茶強い理由がわかった気がするな……」
「……あの年代で”達人”クラスになるなんて、幼い頃から相当努力していた証拠よ。」
複雑そうな表情で呟いたマキアスの言葉にサラ教官は静かな表情で答えた。
「……………義兄さん。そろそろリィンさん達に課題を渡したらどうですか?」
そしてツーヤは空気を変える為にエリウッド公爵を見つめ
「ああ、そう言えばまだ渡していなかったな。――
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