第103話
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「………うん。ありがと。リフィアのお陰で魔力は絶好調よ!」
リフィアに尋ねられたエステルはお礼を言った。
「体力や傷はどうかしら?」
「傷はあの後治療したし、体力も決勝戦で戦って以降戦っていないから、完全に回復しているわ。」
「フフ、それは何より………ね!」
そしてニルはいきなりエステルに自分の武器――連接剣でエステルを攻撃した!
「わっ!?」
ニルの攻撃に驚いたエステルだったが、即座に回避した。
「ちょ……何のつもり!?」
「ニルさん!仲間になってくれるんじゃないの!?」
ニルの攻撃を回避したエステルは棒を構えた。ミントはニルの攻撃に驚き、信じられない表情で尋ねた。また、ヨシュアやリフィア達もニルの行動に驚いた後、それぞれの武器を構えた。
「フフ………これがニルなりの契約者の見極め方よ。」
「………それは一体どういう見極め方なんだい?」
ニルの答えにヨシュアは警戒した表情で尋ねた。
「その答えは一つ!契約者自身がニルを納得させられる強さを持つかどうかよ!」
「…………天使の癖にエヴリーヌ達みたいな考え方に近いなんて変わっているね。」
ニルの答えを聞いたエヴリーヌは呆れて溜息を吐いた。
「な〜んだ、そういう事か!オッケー!!あたしの強さ……見せてあげるわ!」
一方エステルは好戦的な笑みを浮かべて、棒を構え直した。
「フフ………できればそこの竜の少女と貴女が契約している子達全員でかかって来てもらっていいかしら?」
「へ?そんな事したら、勝負が不公平になってしまうんじゃないの?」
ニルの以外な申し出にエステルは驚き、尋ねた。
「フフ………それぐらいしないと、ニルには勝てないわよ?」
「むっか〜!!いいわ!そこまで言うならやってやろうじゃない!後で後悔しても知らないわよ!?」
ニルの言葉に怒ったエステルはニルを睨んで言った。
「天使に二言はないわ。」
「………パズモ、サエラブ、テトリ!みんな、出て来て!!」
ニルの答えを聞いたエステルはパズモ達を召喚した。
「みんな!協力して、あたし達の力をニルに見せてあげましょう!」
(わかったわ!)
(……ほう、能天使か。……エリザスレインほどではないが、中級を冠する天使には違いない……クク、面白い!!)
「あう〜……やっぱりこういう展開になってしまいましたか………」
エステルの号令を聞き、パズモは頷き、サエラブは久しぶりの強敵の存在に好戦的な笑みを浮かべ、ニルの性格を知っていたテトリは溜息を吐いた。
「ミント!行くわよ!!」
「うん!勝って、ニルさんとお友達になろう!」
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