第85話
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速、艦の外に出て捜索活動を始めちゃおうか?」
「ええ、そうですね。」
「……ごめん、エステル。色々と装備を切らしていて補充しなくちゃいけないんだ。少し待っててくれるかな?」
「あ、そうなんだ。何だったら、手伝おうか?」
ヨシュアの話を聞いたエステルは頷いた後申し出た。
「いや、それには及ばないよ。30分くらいで戻るから休憩室で待っててくれるかい?」
「そっか……わかったわ。」
「エステル、レンも装備の補充が必要だからちょっとだけ席を外すわね。」
「え……レンちゃんも?」
「何なら手伝うぞ?」
レンの申し出を聞いたステラは呆け、ルークは申し出た。
「大した時間を取らないから大丈夫よ。ヨシュアが戻ってくるまでにすませられるわ。」
「……わかったわ。それじゃあ、休憩室で待っているわよ。」
そしてエステル達は休憩室に向かい、レンは階段を下りて行った。
「やれやれ……君もいいかげん罪作りやね。」
ヨシュアがその場に一人になるとケビンが会議室から出てきてヨシュアに近づいてきた。
「……すみません。」
「謝るんならエステルちゃんに謝り。……ホンマにええんか?」
「もう、決めた事ですから。ケビン神父……どうかよろしくお願いします。」
「ったく、しゃあないな……。よし、時間もないことやしとっとと医務室を借りるか。」
ヨシュアとケビンが医務室に向かったその頃、レンは外に出て人気のない物陰で立ち止まった。
〜リベル=アーク・公園区画”カルマーレ”〜
「………このあたりでいいわね。――――もう出てきてもいいわよ。」
「やれやれ、今回ばかりはさすがの私も肝が冷えたぞ。」
周囲を見回して誰もいない事を確認したレンが呟くとレンの背後の空間から銀が現れた!
「さて……こんな所にまで私を同行させて何をさせるつもりだ?」
「うふふ、それは勿論貴方にピッタリな仕事よ♪」
「クク……まさか私に”執行者”を暗殺させるつもりか?」
レンの話を聞き、レンが自分に何をやらそうとしているのかを察した銀は口元に笑みを浮かべて問いかけた。
「それも魅力的な話だけど違うわ。貴方にやって欲しい事は――――――」
そして銀との密談を終えたレンはアルセイユに戻り、休憩していたエステル達と合流し、ヨシュアも戻ってくるとエステル達と共に浮遊都市の探索を始めた。
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