第84話
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子で指摘し
(フフ、以前から感じていましたが彼とジェイドは似ている所がありますね。)
(あ〜、それについては俺も感じていたぜ。声が似ている事もそうだが、掴み所のない性格とかも似ているよな。)
イオンに小声で囁かれたルークはある人物とオリビエを比べて苦笑していた。
「えっと、それはともかく……。どうしてナイアルたちがいつの間に船に乗っているわけ。」
「竜事件の時のようにお祖母様が手配したんですか?」
「ええ、お察しの通りです。陛下がカシウス准将に口添えをしてくれましてね。従軍記者扱いで乗艦させてもらったんですよ。」
「ハーケン門での、姫様たちのカッコイイ姿も撮っちゃいました♪現像、楽しみにしててくださいね〜?」
「あ、あはは………」
「やれやれ……どうにも緊張感がねえな。」
いつもの調子でいるナイアルとドロシーの様子にクローゼは苦笑し、アガットは呆れた表情で呟いた。
「そういえば、おじいちゃん。『零力場発生器』の調子はどう?」
「うむ、今のところ順調じゃ。何も起きなければ浮遊都市に着陸するまでは持ってくれるじゃろう。」
「ちょ、ちょっと待った。ってことは……何か起こったらヤバイとか?」
「うむ。問答無用で墜落じゃろうな。」
「サラッと言わないでよ……」
ラッセル博士の話を聞いたエステルが疲れた表情で溜息を吐いたその時、レーダーに反応があった。
「レーダーに反応あり……!ステルス化された艦影が5機、急速接近してきています。」
「来たか……」
「”グロリアス”に搭載された高速艇みたいですね……」
「ふむ、敵のステルスも何とか見破れたようじゃの。」
部下の報告を聞いたミュラー少佐は気を引き締め、ヨシュアは真剣な表情で呟き、ラッセル博士は安堵の表情で溜息を吐いた。
「―――主砲展開用意!最大戦速のまま強行突破する!立ち塞がる艦のみ撃破せよ!」
「「「イエス・マム!!」」」
アルセイユは結社の飛行艇の攻撃を躱しながら主砲で2機の飛行艇を撃ち落とした後突撃してくる敵機を回避し、先を阻む残りの一機を撃ち落として戦域から離脱した。
「1番、2番、5番を撃墜。3番、4番も完全に引き離しました。」
「やった!」
「……見事だ。」
「いやはや……これが最先端の空中戦か。」
部下の報告を聞いたエステルは明るい表情をし、バダックとオリビエは感心していた。
「ふむ……。この主砲は素晴らしいな。かなりの威力のはずだが、大した精度と反動の小ささだ。」
「わはは、当然じゃ。本来なら、レーダーと連動した迎撃砲も付けたかったが……。
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