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ストライクウィッチーズ  119航空隊【リメイク】
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ネウロイにより人類は多くの土地を奪われてきた。六大陸すべてがネウロイとの戦争が勃発し、人々は戦いに巻き込まれながら日々過ごしていた。
そんななか、ユーラシア大陸に近い島国である扶桑皇国は扶桑海で起きたネウロイとの戦いに勝利し、世界に名を轟かせていた。
そして、その戦いの後には新たな部隊も発足し、扶桑を支えていた。
これはそのなかの一部隊の話である。

 第一話 新天地へ


1944年5月  扶桑皇国海軍大井基地

「はい、わかりました」

ここ、大井基地では現在二つの部隊がここで待機している。一つは練習用の戦闘脚(ストライカーユニット)を使った練第87航空隊と私のいる第119航空隊である。練第87航空隊は現在、問題とされている魔女(ウィッチ)不足を解消するために全国から集められた少女たちがここに集まって初歩訓練を行っているのだ。
そして第119航空隊は中部地区管轄の部隊であり、扶桑海事変後に作られた一地方防衛部隊でもある。
年齢層も比較的若く、最年長が16歳で、最年少が13歳というのです。
まぁ、防衛部隊とは言いますが、ネウロイの巣はここからかなり離れたところにあるため中部地区はおろか、扶桑に到達することは滅多にありません。
それどころか、私が当部隊の体長になってからは一度も出動をしたことがありません。
まぁ、そのため今回選ばれたのですが・・・

「ふぅ、第105航空隊到着後に出発か〜」

私たちは明日に到着する予定の部隊と入れ替えで最前線である欧州の主要国であるブリタニアに赴くことになったのです。
現在のブリタニアは第501統合戦闘航空団を主軸に戦闘を行っていますが、一進一退の攻防が続いており、あまり進展していないのが現状です。
その状況を変えるために多くの国がウィッチを派遣しているのですが、自国の防衛を踏まえているためウィッチが行き届かないのが現状です。

「荷造りをするように言っておかないと」

そのためなのか、比較的安全である扶桑からは一部隊がすべてが欧州に行っているのです。
ちなみに私は欧州に行くのは二回目なんですよ。
あの時は死ぬかと思いましたね。

「失礼しまーす」

ノックもせずに入って来たのは私の部隊の隊員である片原千香。
階級は少尉ではあるのだが、実力は中尉クラスだと思う。
昇格できないのは日ごろの行いが原因だろうけどね。

「理恵!海行こうよ!」

そしてこどもっぽいんですよね。
年齢もまだ13歳ですし、仕方がないといえば仕方がないんですけど、少しは軍人としての自覚を持ってほしいんです。
ほんとうですよ!

「・・・りえ。いきたい」

「えっ?」

千香のうしろから顔をひょっこりと出してきたのは千香と同い年の大崎圭。
同時期に海軍にはいった
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