新天地へ
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というのに、圭は各演習にも積極的に参加しているため、上の評価もよく中尉に先月中旬ころに昇格したのである。
この二人は向こういっても大丈夫かな?
「千香、圭。実はね、明日帰ってくる105航空隊と入れ替えでブリタニアに行くことになったんだ」
「「えっ?」」
いきなりのことのためついていけていない二人だが、少しの間が空いてから、私に近寄ってきた。
そしていきなり手をつかんできて、
「理恵!!行っちゃやっだよ!!!」
「りえ、いかないで」
あれ?
なんか勘違いされているような気がする。
欧州に行くのは私だけではなく、この部隊に所属するウィッチ全員なのに。
私の説明が悪いのかな・・・
「いや、あの・・・」
なんていえばいいんだろう。
二人とも私のことすぐ心配してくれるなんて嬉しいね。
でもそれがいまはつらいよ〜。
「相変わらず説明がへたやな」
「私たち全員で行くんだろう?」
「颯さん。佐々木さん」
いつもサポートしてくれる二人には頭が上がらないよ。
私も二人のようになれればいいのに。
こんなんじゃ体長失格だよね。
二人は私の先輩です。
里山颯さん。
この部隊の副隊長をお願いしています。
階級は大尉ですが、実力は私をとうに超えていると思います。
そして佐々木芽衣さん。
戦闘指揮官をお願いしていま。
階級は同じく大尉ですが、戦略や行動力を見ていると明らかに差が出てしまいます。
部隊長室にこの部隊の過半数が集まっている中、集まっていないメンバーは二人いる。
一人は夜間哨戒で休息中の赤河摩耶。
わが隊で唯一の夜間哨戒を行うことが許されている魔女である。
階級は少尉と低いが、そこそこの経験を積んできている。
そして宮日さくら中尉。
医務局担当の魔女である。
階級は中尉。
そしてこの七人が私たち扶桑海軍第24航空戦隊119航空隊です。
「理恵。今日は訓練をやめて、支度に専念したほうがいいのではないか?」
「・・・そうですね」
明日にはここから離れる以上はすぐにでも支度をしないとだめですね。
それなら颯さんの言う通りにしますか。
「私たち119航空隊は明日の午前九時をもってこの基地を離れ、ブリタニアに向かいますですので今日はその準備をお願いします。」
「え〜、海は?」
「向こうについてからで」
予定では横須賀を出港した艦隊から105航空隊発艦し、当基地に到着。
その後引継ぎを行い、私たちが空母赤城まで飛んでいき、ブリタニアへ向かうだったはず。
つまり、明日はかなりの距離を飛行することになるんだよね。
大変だ。
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