第81話
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〜グランセル城内・謁見の間〜
「先ほど話に出たように全てはカシウス准将の指示でね。王都に危機が訪れることを前もって察知されていたんだ。だが、導力兵器が主武装である正規軍では守りきれそうにない……。そこで白兵戦の経験が豊富な特務兵の投入を決断されたわけだ。」
「無論、服役中の我々を投入するための名目は必要だ。そこで我々は、王都へ護送中に今回の騒動に巻き込まれて、結果的に市街を守った形になる。」
「な、なるほど……。って、どう考えても無理があると思うんですけど。」
「フン、下らん茶番だ。」
シード中佐とリシャールの説明を聞いて納得しかけたエステルだったが、呆れた表情で溜息を吐き、リオンは呆れた表情で呟いた。
「どうやら陛下たちはご存じだったようですね?」
「ええ、この件に関してはカシウス殿と話し合いましたから。後々、様々な批判を受けてしまうとは思いますが国民の安全には代えられません。何よりも、リシャール殿の愛国心をわたくしは信じることにしました。」
「……もったいないお言葉。」
ヨシュアの質問に答えたアリシア女王の答えを聞いたリシャールは軽く頭を下げて会釈をした。
「そっか、そういう事なら……。そういえば……あたしたちをお城に呼んだのはその事と関係していたんですか?」
「ええ、それもありますが……。実は、クローディアのことでお伝えしたいことがあったのです。」
「えっ……?」
「……クローゼの?」
アリシア女王の話を聞いたエステルとヨシュアは驚いた後仲間達と共にクローゼに視線を向けた。
「はい、実は……略式ではありますが、今朝、立太女の儀を済ませました。今の私は、リベール王国の次期女王という身分になります。」
「ええっ!?」
「わぁ……!」
「……ついに決心がついたのね。」
クローゼの答えを聞いたエステルは驚き、ティータは嬉しそうな表情をし、アーシアは微笑んだ。
「いえ……ただの我がままなんです。エステルさん、ヨシュアさん。それから他の皆さんも……。学園のみんなを助けてくださったそうですね。本当にありがとうございました。」
「あ……うん。でも、協力してくれたのはあたしたちだけじゃないわ。アネラスさんたちやジークも助けてくれたしね。」
「ピュイ♪」
エステルの言葉に答えるかのように玉座の近くにいるジークは嬉しそうに鳴いた。
「うふふ、エステル?学園の時もそうだけど、マルガ鉱山の時もレンのお陰で助けてくれた人達もいるでしょう♪」
「あー、はいはい。ゼノさん達に莫大な金額の報酬を支払ってあたし達を手伝わせた事に関しては感謝しているわよ。」
「”銀(イン
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