第80話
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ないって気持ちがあって、手を抜いているのかしら?」
「……っ……!ふざけないで!これで殺してあげる……っ!」
レンの挑発に対して唇を噛みしめたユウナは声を上げた後全身に膨大な殺気を溜め込み
「クスクス、だったらレンは元おねえちゃんとして、犯罪者にまで成り下がった元妹にこれでとっておきのお仕置きをしてあげるわ♪―――その身に刻み込みなさい、滅びの太刀を!」
対するレンは大技の構えをした。
「ユ・ラナンデス!!」
そして殺気を溜め込んだユウナが突撃して大鎌を振るったその時!
「ハァァァァァ……!」
レンは全身に膨大な闘気を纏って跳躍してユウナのSクラフトを回避した後地上に突撃した!
「絶―――――黒皇剣――――ッ!!」
レンが地上に突撃して二振りの小太刀を地面に叩き付けると、レンを中心に風のエネルギーが爆発すると共に無数の鎌鼬がユウナを襲った!
「え――――キャアアアァァァッ!?そ、そんな………」
”八葉一刀流”の”二の型”を皆伝した者達のみが扱える絶技―――終ノ太刀・黒皇によって大ダメージを受けて戦闘不能になったユウナは信じられない表情で地面に跪いた!
「クッ……全員敗れてしまったか……」
「さすがは”剣聖”カシウス・ブライト……まさかこの状況でありながらこれ程の戦力を温存して、私達への対策にするとはね……レーヴェが同行しなかった事がここで響くとは思わなかったわ……」
戦闘不能になったブルブランは周囲を見回して他の”執行者”達も全員戦闘不能になった事を悟ると唇を噛みしめ、ルシオラは冷静な様子でカシウスに感心していた。するとその時エステル達がその場に駆けつけた!
「え……ル、ルーク兄にレン!?」
「それにリオンさんとソフィもどうしてここに……」
「お、エステル達も来たか!」
「うふふ、みんな、お疲れさま♪」
「フン、ようやく来たか。」
「クローゼ達を拘束する為に攻めてきた”執行者”達は私達が全員制圧したから、もう大丈夫だよ。」
自分達の存在に驚いているエステル達をルーク達はそれぞれ声をかけた。
「へ?”執行者”達を全員制圧したって……ええっ!?」
ソフィの言葉に呆けたエステルだったが目の前で跪いている”執行者”達に気づくと驚き
「王都を攻めていた”執行者”達が全員無力化されているわ……!」
「おいおい……どうなっているんだ!?」
「そう言えばカシウスさんがお前達に頼む事があるから、お前達はレイストン要塞に向かったって話だが……まさかカシウスさんはこうなる事も予想していたのか!?」
アーシアとアガットが信じられない表情をしている中、フレンは驚きの表情でル
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