第80話
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リオンの奥義をブルブランは間一髪後ろに跳躍して回避した。
「フフ、なるほど。謎の魔法を使う黒髪の剣士……と言う事が君がボースでレーヴェを破った剣士か。」
「フン、それがどうした。貴様らの中で最も腕が立つあの銀髪の剣士を破ったこの僕が相手だとわかり、臆したか?」
ブルブランの言葉を聞いたリオンは鼻を鳴らして嘲笑した。
「まさか。むしろ最後の関門を超えるのが難しい程、その関門の先に待つ宝石の価値は高まるというもの!”怪盗紳士”の名にかけて、必ずリベールの希望を盗み出してくれよう!」
「そんな仮面で顔を隠した怪しい奴がこの僕に勝てると思ったのが間違いである事をその身に刻み込んでやる!」
(あの〜……仮面の件については坊ちゃんも人の事を言えないと思うのですが……)
ブルブランの叫びに対して答えたリオンにシャルティエは苦笑しながら指摘した。
「逃げ場はないぞ………!」
そしてブルブランは広範囲に赤い光を降り注がせて敵にダメージを与えるクラフト―――奇術・アカシックレインを放ち
「させるか!」
リオンは全身に闘気の結界を展開して上空から襲い掛かる赤い光を防いでいた。
「君にふさわしい最期を贈ろう……」
その時ブルブランはSクラフトを発動してリオンを棺桶に閉じ込めたが
「下らん!」
リオンは剣で一瞬で棺桶の蓋を斬り裂いて棺桶から脱出し
「さあ、美しく散るがいい!!」
「散るのは貴様の方だ――――デモンズランス・ゼロ!!」
ブルブランが投擲した剣を跳躍して回避すると共に昌術によって発生した暗黒の魔槍をブルブランに放った!
「な――――グアッ!?」
暗黒の魔槍に命中したブルブランは地面に叩き落され、そこにリオンが一気に詰め寄って技を連携させた!
「空襲剣!崩龍斬光剣!」
「っ!?」
空中を翔けてブルブランにZ字の斬撃を叩き込んだリオンはすぐに態勢を戻してブルブランに目にも止まらぬ速さの連続突きを繰り出した!
「見切れるか! 喰らえ! 翔破裂光閃!!」
「グアアアアアア―――――ッ!?う、美しい………」
そしてリオンの奥義を見切れる程の接近戦の心得がないブルブランではリオンの奥義は見切れず、白を基調とした自身の衣装やマントをリオンの奥義を受けた事によって出血した自身の血で真っ赤に染めて地面に跪き
「貴様に見切れる筋もない!」
奥義を放ち終えたリオンはもはやブルブランに興味はないかのようにブルブランに背中を向けた。
「せいやぁーっ!!」
「シェルスロー!!」
ヴァルターに向かったソフィは自分に襲い掛かって来た足技によって発生
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