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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜”六銃士”〜後篇
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い”依頼”を紹介する所です。要は傭兵達の仕事を紹介する場所ですね。」

「へえ。その”斡旋所”って所の役割は少し遊撃士協会に似ているわね……」

エリゼの説明を聞いたサラ教官は興味ありげな表情をし

「でも何故メンフィルに?”闇夜の眷属”達によって治められているエディカーヌ帝国でも亜人族は受け入れてくれますよね?」

ある事が気になったツーヤは首を傾げて尋ねた。

「エディカーヌにも行きましたが何となく空気が私には”合わない”と感じましたからエディカーヌで過ごす事は止めにしたのです。」

「その……ご両親の方々の元に戻りたいとは思わないのですか?メサイア皇女がいなくなって、とても心配しているでしょうし……」

「その点は大丈夫です。私が過去からこの時代に来る前にお父様とお母様も寿命でこの世を去りましたから。」

心配そうな表情のセレーネに尋ねられたメサイアは寂しげな微笑みを浮かべて答えた。



「寿命でこの世を去ったって……」

「―――こんな事を尋ねるのは失礼かと存じ上げますが、メサイア皇女は一体どれ程の年月を過ごしていらっしゃるのですか?」

メサイアの話から見た目とは裏腹にメサイアが相当の年齢である事に気付いたエリオットは表情を引き攣らせ、エマは戸惑いの表情で尋ねた。

「私の年齢ですか?私は今年で50歳になります。」

「50歳!?20代くらいかと思っていました……」

「あ、相変わらず異種族の年齢って見た目とは裏腹に滅茶苦茶歳を取っているな……」

メサイアの年齢を聞いたアリサは驚き、マキアスは表情を引き攣らせ

「フッ、そうなると同じ異種族のプリネとツーヤも年齢を詐称している可能性が出て来たな?」

ユーシスはからかいの表情で二人を見つめた。



「もう……私達は年齢を詐称していませんよ?」

「アハハ……無理もありませんよ。それよりプリネさん。今日はもう遅いですし、メサイア皇女にも客室に泊まっていってもらいますか?」

「そうね。エリゼさん、急で悪いのですけれど客室を1つ使えるようにしてもらえますか?」

「かしこまりました。」

「そ、そんな!夕食をご馳走になっただけでも凄くありがたいのに、申し訳ないです……」

エリゼに指示をしているプリネの様子を見たメサイアは慌てた様子で辞退しようとしたが

「フフ、気にしないで下さい。世界は違えど知り合いの娘が困っている所を見過ごせませんから。」

「今夜は城でゆっくり休んで、今後どのように生きるか考えて下さい。」

「…………わかりました。そこまで仰るのでしたらお言葉に甘えさせて頂きます。」

プリネとツーヤの好意を受け取り、会釈をした。その後リィン
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