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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜”六銃士”〜後篇
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」」」
アリサの言葉を聞いたプリネとツーヤは複雑そうな表情で、レーヴェは静かな表情でそれぞれ黙り込み
(お姉様、どうされたのかしら?)
ツーヤの様子に気付いたセレーネは首を傾げた。
「―――1つ言っておきましょう。”覇王”の資質を秘めている方が戦場の指揮をすればどのような逆境であろうと勝利に導くのが”覇王”です。実際かつてそれほど領地がなかったセンタクス領の領主であったお父様も各国や他のメルキア領に戦争を仕掛け、全て勝利しましたから。―――しかもお父様に加えてギュランドロス国王や”三銃士”もいるのなら、もはや手は付けられないと思いますよ?」
「……”六銃士”―――特に”黄金の戦王”と”紅き暴君”の過去を聞く限り、下手をすればかのドライケルス大帝以上の人物かもしれないわね。」
メサイアの話を聞いたサラ教官は真剣な表情で呟き
「し、しかもそんなとんでもない人物が2人もいるって話ですよね……?」
「……クロスベルはエレボニアとカルバードの領有問題の関係で過去様々な事件が起こっているから、戦争を仕掛ける理由としては充分だわ……」
マキアスとアリサは不安そうな表情をし
「―――フン、馬鹿馬鹿しい。たった6人と警備隊で国を滅ぼす等幾ら何でも非現実的すぎる。」
「その”六銃士”とやらがどれ程の使い手なのかはわからぬが、戦力や国力差はわかっているだろうから、そのような愚かな事はしないと思うがな。」
「それにギュランドロスさん達を知っているオレにはあの人達がそのような事をする人には見えないんだが……」
ユーシスは鼻を鳴らし、ラウラは真剣な表情で推測し、ガイウスは静かな表情で答え、その場は重苦しい雰囲気に包まれた。
「……その話は一端置いておきまして……―――メサイア皇女。何故メルキア出身の貴女がはるばるメンフィルに訪れたか聞いても構いませんか?」
そして重苦しくなった空気を変える為にプリネはメサイアを見つめて尋ねた。
「はい。メルキアにいるとお父様達の事を思い出してしまうのが辛いですから、他国に行こうと思いまして。それでメンフィル帝国は私のような亜人族でも受け入れてくれる国ですからメンフィル帝国に向かう事にしたんです。ミルスまでの船賃を支払った際にお恥ずかしながら路銀がつきてしまって、手っ取り早く路銀を手に入れる為に”斡旋所”の”依頼”を達成する為に魔物達と戦ったのですが……路銀がなかった為昨日の昼頃から何も食べていなく、後は皆様もご存知の通りです。」
「”依頼”?もしかしてオレ達の”特別実習”の課題のようなものなのですか?」
メサイアの話を聞いてある事が気になったガイウス尋ねた。
「はい。”斡旋所”とは市民達が傭兵達に請けて欲し
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