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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜”六銃士”〜前篇
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(よ)!!」」

「すみません……(ううっ、俺が何をしたっていうんだ……)」

エリゼとアリサに怒鳴られ、肩を落とし

(アハハハハハ!相変わらずご主人様は期待は裏切らないわね♪)

その様子を見ていたベルフェゴールは腹を抱えて笑い

(ふふふ、そうですね。というかこの調子ならひょっとすれば彼女―――メサイアが私達の”後輩”になる可能性が出てきましたね。)

(あ、そう言えばそうね♪あの娘も私達と同じ王族だし♪)

静かな笑みを浮かべるリザイラの推測を聞いてからかいの表情で頷いた。



「クスクス……でも今の話を聞く限り世界は違ってもやはりお父様はお父様のようですね。」

「?どういう事なのですか?」

「女タラシな所が一緒とか?」

微笑みながら答えたメサイアの言葉が気になったアリサは首を傾げ、フィーはジト目で尋ねた。

「フフ、確かにそれもありますが…………―――何よりお父様が最も大切としている言葉―――”皇族である自覚と誇りを持ち、誰よりも皇族らしくあれ”を守り、常に”上”を目指している事ですね。」

「”皇族である自覚と誇りを持ち、誰よりも皇族らしくあれ”……」

「意味深な言葉ですが……一体どういう意味なのですか?」

メサイアの話からでた意味深な言葉を聞いたユーシスは考え込み、ラウラは不思議そうな表情で尋ねた。



「―――元々お父様は”庶子”だったのですが……国の謀によって謀殺された大切な母君に常に言い聞かされたそうです。『半分であろうと貴方には尊い血が流れており、皇族である事に変わりはないのだと。皇族である自覚と誇りを持ち、誰よりも皇族らしくあれ』と。」

「”半分であろうと尊い血は流れている”、か……」

「ユーシス……」

メサイアの話を聞いて静かに呟いて考え込んだユーシスを見たリィンは静かな表情で見守っていたが

「そしてお父様は母君の言葉を証明する為に努力を重ねて若くして”元帥”に就任と同時にメルキア帝国センタクス領主に任命され、その後メルキアの他の領に戦争を仕掛けて”元帥”達を支配、または撃破してメルキア全ての領を手中に治めて、更に周辺国家にも戦争を仕掛けて全て勝利して後に皇帝となったんです。ちなみにお父様は後にこう称えられました――――”簒奪王”と。」

メサイアの口から出た驚愕の出来事の連続に仲間達と共に絶句し

「……何故、同じ国の方々に戦争を仕掛けたのでしょう……?」

「さあ……並行世界の話だから、あたし達にも並行世界のヴァイスさんが何を考えてそうしたのか、わからないよ……」

不安そうな表情で呟いたセレーネの言葉を聞いたツーヤは重々しい様子を纏って答え

「ヴァイスさんが今の話を聞
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