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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜”六銃士”〜前篇
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い手なのだ?」

ツーヤとプリネは自分が気になる人物達の事を知っていると判断したラウラは興味ありげな表情で尋ねた。



「個人の戦闘能力は一人一人”達人”クラスでまた指揮官としての能力も相当高く、”弱者”と侮られていたクロスベル警備隊を合同演習の際エレボニア帝国軍を破る程への”強者”の兵へと育てあげる程色々と凄いんです。」

「なっ!?」

「何っ!?合同演習でクロスベル警備隊にエレボニア帝国軍が敗北した等聞いた事がないぞ!?」

「そんな事になったら、間違いなく新聞に載ると思うんですが……」

プリネの話を聞いたリィンは驚き、ユーシスは信じられない表情で声を上げ、マキアスは戸惑いの表情でサラ教官を見つめた。

「まあ、知らないのも無理はないわよ。あの件は”情報局”の連中がクロスベルの”宗主国”の一つのエレボニア帝国軍がクロスベル自治州の警備隊に敗北した失態を隠す為に必死に動いて報道させないようにしていた件だし。―――ちなみに演習に参加したのは”ガレリア要塞”の部隊と”紅毛のクレイグ”率いる”第四師団”の部隊で、ナイトハルト教官も参加していたそうよ。」

「ええっ!?じゃ、じゃあ父さんが負けたんですか……!?」

苦笑しながら答えたサラ教官の話を聞いたエリオットは驚きの表情で尋ねた。



「ええ。何でも話によるとナイトハルト教官が率いる部隊は囮部隊によってまんまと罠にはめられて他のクロスベル警備隊に挟み込まれてナイトハルト教官を含めた部隊は”全滅”。クレイグ中将は”アハツェン”の部隊を指揮していたそうだけど……”紅き暴君”率いるギュランドロス司令の警備隊によって”全滅”状態に陥ったそうよ。――――それも”アハツェン”が破壊され、クレイグ中将自身はギュランドロス司令との一騎打ちに敗れて戦闘不能に陥ったという帝国軍にとっては悪夢のような出来事だったそうよ。」

「………………」

「へえ、帝国軍で指折りの実力持ちを一人で倒したなんて相当の腕前だね。」

「そ、それに今の話を聞いて気になっていましたけど、どうやって”アハツェン”を破壊したんですか!?」

「確かクロスベルは条約の関係で強力な兵器は所持できないはずだぞ……まさか”アハツェン”を破壊できるほどの強力な兵器を隠し持っていたのか?」

サラ教官の口から出た信じ難い話にエリオットは口をパクパクさせ、フィーは感心し、アリサは信じられない表情で尋ね、ユーシスは真剣な表情で尋ねた。



「いいえ。信じ難い事に複数の装甲車で包囲して攪乱した後砲口や車輪を集中攻撃して無力化した話はまだマシなんだけど……なんとギュランドロス司令自身が生身で次々と”アハツェン”を破壊したそうよ。」

「へえ。多分装甲車ででき
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