第96話
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「ふむ……確かに。それと上座は公爵閣下としてそこの席は誰が座るのじゃろうか?」
マードックの呟きを聞き、クラウスも首を傾げた。
「そうですな……。クローディア姫という可能性もあるかもしれないが……」
コリンズはクラウスの言葉に頷きながら、推測をした。
「皆様……大変長らくお待たせしました。公爵閣下、ご入室でございます。」
そこにフィリップが入って来て、礼をした後、入口の傍に控えた。するとデュナンを始めとし、リシャール、カノーネが入って来た。
「いやはや、諸君。待たせてしまって申しわけない。少々、打ち合わせが長引いてしまったものでな。彼はリシャール大佐。
王国軍情報部の責任者でな。テロ事件を解決するために日夜、尽力してくれているので礼の意味も込めて招待した。」
「お初お目にかかります。王国軍情報部のリシャールです。公爵閣下の格別のご厚意で晩餐会に招待していただきました。
無粋な軍服で失礼ですがどうか同席をお許しいただきたい。」
デュナンはリシャールを紹介し、紹介されたリシャールは丁寧に自己紹介をした。そしてデュナンはフィリップを後ろに控えさせて上座に座り、リシャールはマードック達が気にしていた空席に座り、カノーネはリシャールの後ろに控えた。
(ま、まさか大佐と一緒のテーブルで食事するなんて……)
(予想はしていたけど、やっぱり少し緊張するね……)
リシャールが現れた事にエステルは嫌そうな顔をし、ヨシュアは表情を引き締めた。
そうして晩餐会が始まった……………
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