〜武術大会・決勝戦〜前篇
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反撃をし、何とか防御したヨシュアだったが、双剣に伝わるカーリアンの攻撃の威力は相殺できず、アリーナの壁まで吹っ飛ばされて壁にぶつかって、呻いた。
「人の心配をしている場合かしら?」
「くっ!!行くわよ……!はっ!やあっ!」
「フフ………」
エステルは連続で攻撃を仕掛けたが、カーリアンは余裕の表情で回避していた。
「これで決める!はぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
そしてエステルはSクラフト――烈波無双撃をカーリアンに放った!
「それ、それ、それ、それっ!!」
しかしカーリアンはエステルの連続攻撃を双剣で全て捌いていた。
「とぉりゃぁぁぁ!」
攻撃が捌かれてもエステルは気にせず、最後の一撃で勝負をかけた!
「そこよ!激しいの、行くわよ♪………白露の桜吹雪!!」
「なっ…………キャァァァァァ!?」
しかし最後の一撃はカーリアンに回避され、逆にカーリアンのSクラフトを咄嗟に棒で防御したが真正面から喰らってしまったため、体中に傷を作り、吹っ飛ばされた!
「あうっ!?………………」
そしてドロシー達が陣取っている観客席側の壁にぶつかり、ぶつかった衝撃に呻いて気絶して、倒れてそのまま起き上がらなくなった。
「ママ!?しっかりして!」
「起きて下さい、エステルさん!まだ試合は終わっていません!!」
気絶したエステルを見て、ミントとツーヤは大声でエステルを呼んだ。
「エステル!!」
一方ヨシュアは気絶し、起き上がらなくなったエステルを見て、叫んだ。
「ヨシュア!気持ちはわかるが、今はこっちを手伝ってくれ!」
「くっ!(ごめん、エステル。後で必ず治療するから!)」
今にもエステルの所にかけだしそうだったヨシュアだったが、ジンの言葉に我に返り、双剣を構えてカーリアンを睨んだ。
「フフ………次は貴方が相手をしてくれるのかしら?」
自分を睨むヨシュアにカーリアンは好戦的な笑みを浮かべて、言った。
「………………………」
(あら♪あの年齢の割には一般兵でも出せない一人前な殺気を出せるじゃない♪フフ、姉弟揃って楽しませてもらえそうね♪)
ヨシュアは冷たい瞳で膨大な闘気を出した。一方カーリアンはヨシュアの闘気に混じった殺気に感心し、口元に笑みを浮かべた。
「これで終わりだ……はっ!」
そしてヨシュアは一瞬でカーリアンに攻撃を仕掛けた!
「っと!!」
ヨシュアのSクラフト――漆黒の牙をカーリアンは武器で防御した。
「絶影!朧!双連撃!!」
Sクラフトが防御されてもヨシュアは気にせず、次々と常人離れした速さでさまざまな方向からカーリアンに攻撃を仕
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