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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第96話
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は得意としますから、その時になればわたくしの出番ですね!」
「私もプリネのお蔭で光と炎の魔術を使えるから……いざ現れた時は大丈夫ね!」
ツーヤの説明を聞いたエリオットは目を丸くし、エマは静かな表情で呟き、セレーネは力強く頷き、アリサは自分に言い聞かせるように呟いた。
「後は聖なる加護を受けた武器―――例えば”聖剣”等であれば、霊体系の魔物にとって弱点になります。」
「”聖剣”……」
「そういった聖なる類の武器は伝承などでも出てくるが……」
「その言い方からするとまさか異世界では”聖剣”すらも簡単に手に入るのか?」
プリネの説明を聞いたガイウスは呆け、ラウラは考え込み、ユーシスは呆れた表情で尋ねた。
「はい。商人の方々も独自のルートで大量に手に入れていますから販売している店もありますし、光陣営の神々を崇めている教会でも販売しています。」
「で、伝説の存在の”聖剣”が普通に売っているなんて……」
「ちょっとショックですね……」
「一体どうやって量産しているのかしら?」
ツーヤの話を聞いたエリオットとセレーネは大量の冷や汗をかいて表情を引き攣らせ、アリサは苦笑しながら呟いたがある事に気付いた。
「あら?買い物で思い出したけど……よく考えたら異世界でミラが使えるのかしら??」
「た、確かに言われてみれば……」
「異世界でゼムリア大陸の通貨が使える方がおかしいよな……」
「となると我々は一文無しになるな。」
「こ、困りましたね……」
「セピスが換金できるみたいに、ミラを換金とかできないの?」
アリサの疑問を聞いたエリオットとマキアスは冷や汗をかき、ラウラは戸惑いの表情になり、エマは冷や汗をかいて表情を引き攣らせ、フィーは尋ねた。
「―――その点はご安心下さい。レスペレント、アヴァタール地方で使われている通貨―――”ルドラ”に換金しますので、皆様が持っているミラと今この場で交換できるように用意してあります。」
「よ、よかった〜。」
「金がないと、色々と不都合があるからな。」
「用意がいいな。さすがは皇族の専属侍女長と言った所か。」
エリゼの話を聞いたエリオットは安堵の表情をし、ガイウスは静かに頷き、ユーシスは感心した様子でエリゼを見つめた。そしてリィン達はエリゼに”ミラ”を”ルドラ”に交換してもらった。
「―――それでは世界情勢等の説明も終わりましたので、そろそろ行きましょうか。」
「へ……行くってどこにだ?」
エリゼの言葉を聞いてプリネとツーヤを除いたそれぞれが首を傾げて不思議そうな表情をしている中、リィンが代表して尋ね
「フフ、そんなの
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