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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第96話
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て推測したセレーネの言葉に感心したサラ教官はリィン達を見回した。



「―――”不死属性”と”霊体属性”の事ですね?」

「”不死属性”と”霊体属性”?」

「先程もらった表には書いていないが……」

ツーヤの言葉を聞いたエリオットは首を傾げ、ガイウスは戸惑った。



「――――不死属性と霊体属性は攻撃属性にはなく、魔物独特の属性だから書いていないのです。」

「不死属性と霊体属性を持つ魔物とはこの世に未練を持つ哀れなる存在――――つまり皆様にわかりやすく説明すると幽霊やゾンビです。」

「ええっ!?ゆ、ゆゆゆゆゆ、幽霊にゾンビって……!?」

「そ、そそそそそ、そんな非常識な存在までいるのか!?」

プリネとエリゼの説明を聞いたアリサとマキアスは表情を青褪めさせて声を上げ

「フン、今更驚く事もあるまい。神や天使、悪魔が存在しているのだから、幽霊やゾンビがいても何らおかしくはあるまい。」

二人の様子を見たユーシスは鼻を鳴らした後冷静な様子で答えた。



「ゆ、幽霊にゾンビって……僕達が戦って勝てる相手なの……?」

「―――そう言った系統の”魔物”は伝承では聖なるものに弱いですが……もしかして神聖属性―――空属性が弱点なのですか?」

エリオットは大量の冷や汗をかきながら表情を引き攣らせ、エマは真剣な表情で尋ねた。

「ああ。後は火炎属性―――火属性にも弱いな。ただし、霊体属性は他の属性持ちの魔物と比べると最も厄介な相手で物理攻撃はほとんど通じないんだ。」

「霊体属性の魔物はその名の通り”霊体”ですから、属性付与の加護もない通常の武器での攻撃は一切効きません。」

「ふむ……そうなると私にとっては相性が最悪の相手になるな……」

「物理を通さないって事は銃も効かないの?」

リィンとエリゼの説明を聞いたラウラは真剣な表情で考え込み、フィーは尋ねた。



「基本通じないけど、戦技(クラフト)に関しては効果は薄いけどダメージは与えられたわ。多分、あたしの予想だと闘気を纏った攻撃に関しては効くと思うけど……」

「ええ。闘気を纏った攻撃に関しては”万能属性”になるので、僅かにですが攻撃は通ります。」

「勿論、魔導杖(オーバルスタッフ)による通常攻撃も効果がありますよ。魔導杖による通常攻撃は魔法(アーツ)に分類されますから。」

サラ教官に尋ねられたプリネは答え、ツーヤが続けて説明を捕捉し

「じゃあ、僕と委員長の通常攻撃は通じるんだ……」

「……それとこの世界にいる間はいざ出会った時に空属性か火属性アーツをいつでも放てるようにクオーツを変えて置く必要がありますね……」

「わたくしは光の魔法
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