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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第95話
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上の製品でしかも真似もできないの!?」

「一体どれほどの技術力なんだ……?」

アリサの話を聞いたエリオットとマキアスは驚き

「へえ。何だかわたしも欲しくなってきたよ。」

「あたしも機会あれば手に入れたいと思っているんだけど、あたしの戦闘スタイルに合わせた武器は無いのよね……」

フィーは興味ありげな表情をし、サラ教官は疲れた表情をした。



「――それで話をレウィニアに戻すのですが……レウィニア神権国はある事でも有名な国でして…………”神殺しセリカ・シルフィル”を盟友としている事で有名な国なんです。」

「か、”神殺し”ですか……?」

「異名からしてとんでもなく物騒な名前だな……」

「”セリカ・シルフィル”…………?(確か”嵐の剣神”の本名がそんな名前だったけど……まさか関係があるのかしら?)」

「その”神殺し”ってのは何なの?名前からして”神を殺した”存在みたいに聞こえるけど。」

プリネの話を聞いたエマは戸惑い、マキアスは表情を引き攣らせ、聞き覚えのある名前にサラ教官は考え込み、フィーは首を傾げて尋ねた。



そしてプリネ達は”神殺し”の一般的な説明をした。


「か、”神を殺して”神の肉体を手に入れた人間、ですか……」

「し、しかも”世界の禁忌”って……」

「め、滅茶苦茶だ……」

「伝承で出てくる”竜殺し”ですらかすむ存在だな……」

「……どうしてその方は神を殺し、世界の敵となってまで不老不死になったのでしょうか……?」

”神殺し”の一般的な切笑みを聞いたエマとアリサは信じられない表情をし、マキアスは疲れた表情をし、ユーシスは真剣な表情になり、セレーネは不安そうな表情で呟いた。



「――――今のは一般的な”神殺し”の話です。ですが”真実”は違うんです。」

「え……」

「ど、どういう事だ?俺やエリゼはメンフィルの学校で今の話を習ったけど……」

プリネの言葉を聞いたエリゼは呆け、リィンは戸惑いの表情で尋ねた。そしてプリネとツーヤは”神殺し”の真実―――かつて女神と愛し合った青年がある事故で死ぬ事になり、青年に生きて欲しかった女神は自らの肉体を青年に差し出したが、事情を知らない他の者達から見れば青年は女神の肉体を奪った邪悪なる者とされ、”神殺し”として忌み嫌われ続け、全ての勢力からその命を狙われてその事から多くの人々が犠牲となり続け、”世界の禁忌”と呼ばれるようになったことを説明した。



「そんな……そんな話って……」

「あまりにも悲しすぎるわね……」

「世界中に命を狙われ、悠久の時を過ごす存在、か…………」

「一体何を思って悠久の時を生き続けているので
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