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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第94話
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「というか何でリィン自身がそんなに貰っている事を知らないの?」

話を聞いていたマキアスは冷や汗をかき、ラウラは納得し、フィーは首を傾げて尋ねた。



「いや、訓練兵としての仕事を休んで学生としてしばらく生活するから当然給料なんて入らないと思って残額とか全然確かめなかったんだが……」

「フフ、でしたら機会があれば確かめたらどうですか?4月から私の護衛を務めていますから150万ミラ近く貯まっているはずですよ?」

「……………………」

プリネに微笑まれたリィンが冷や汗をかいて表情を引き攣らせたその時サラ教官はポンとリィンの肩に手を置き

「リィン、以前トマス教官にあたしを売った時の”借り”、あんたが学院を卒業するまでずっとあたしの飲み代を奢る事で許してあげるわ♪」

「ええっ!?」

「生徒に酒代をたかるとは教官としてのプライドもないのか?」

「アハハ……」

満面の笑みのサラ教官の言葉にリィンは驚き、ユーシスは呆れ、エマは苦笑していた。



「―――お待たせしました。あら?どうされたのですか、皆さん。」

その時戻ってきたエリゼは驚きや信じられない表情で自分を見つめるZ組の面々の様子に首を傾げた。

「えっと、何て言うか……」

エリゼの疑問にエマは答えを濁し

「ふふっ、改めてエリゼの凄さを知っただけだ。」

「???」

静かな笑みを浮かべて答えたラウラの言葉を聞いたエリゼは再び首を傾げた。



その後エリゼの先導によってリィン達は会議室に通された。
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