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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第91話
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苦笑していた。



「フム……リィン、だったな?”シュバルツァー”とはもしやエリゼの……」

その時ある事に気付いたカシウス准将はリィンを見つめ

「はい。エリゼは俺の妹になります。准将程の方が妹を鍛えて頂き、今でも感謝しております。」

カシウス准将に見つめられたリィンは会釈をした。



「な〜に、俺の方も可憐なお嬢さんに教える事ができるという滅多にない体験ができたし、シード達にもいい刺激になったからお互い様だ。あれほどの兄想いの可憐なお嬢さんを妹を持つなんて、幸せ者だな。」

「ハハ……俺には勿体ないくらいの妹ですよ。」

笑顔のカシウス准将に見つめられたリィンは苦笑しながら答えた。

「?カシウスさん、今シード大佐達の話を出しましたが……」

「もしかしてエリゼさんはユリア准佐達とも剣を合わせているのですか?」

その時ある事に気付いたツーヤとプリネはそれぞれ目を丸くして尋ねた。



「ああ。どうせなら俺が剣を教えた弟子同士、良い刺激になると思ってな。時間がある時にシードとユリアは勿論、リシャールにもエリゼと直に剣を合わせてもらっているし、モルガン将軍とも模擬戦をした事もあるぞ?」

「ええっ!?エ、エリゼがカシウス准将の弟子達と……!?」

「それにリベールのモルガンと言えば、”武神”の名で有名なリベール軍のトップだな。」

「ど、道理で対人戦なのに滅茶苦茶強いわけだな、エリゼ君は……」

「フフ、そのような環境で自らを鍛える事ができるとは一人の剣士としてエリゼが羨ましいな……」

カシウス准将の話を聞いたリィンは驚き、ユーシスは静かな表情で答え、マキアスは冷や汗をかいて表情を引き攣らせ、ラウラは静かな笑みを浮かべた。



「うかうかしていたら、マジで妹に追い抜かれるでしょうね〜♪」

「うっ……」

「というか、もう追い抜かれていると思うんだけど。」

「フィ、フィーちゃん……」

サラ教官にからかわれて疲れた表情で唸るリィンの様子を見たフィーは呆れた表情で呟き、フィーの言葉を聞いたエマは冷や汗をかいた。



「おっと、そろそろ戻らないとレナにどやされるな。今エレボニアは色々と大変な状況だと聞いているが、無理はするなよ、サラ。プリネ姫とツーヤも自分達の力を過信して、痛い目に合わないようにな。」

「はい、心配してくれてありがとうございます。でも自己管理はしっかりしているので大丈夫ですよ。」

「はい、ご忠告ありがとうございます。」

「あたし達の事も心配して頂き、ありがとうございます。」

カシウス准将の言葉にサラ教官とプリネ、ツーヤはそれぞれ頷き

(とても自己管理ができて
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