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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第91話
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娘――――クローディア姫と女性騎士―――ユリア准佐はそれぞれ自己紹介をした。
「も、申し遅れました!俺達はトールズ士官学院の”Z組”に所属する者です。」
「トールズ士官学院の”Z組”…………なるほど、貴方達がオリヴァルト皇子が結束したという特別クラスの士官学院生達ですか。」
リィンが慌てた様子で申し出るとクローディア姫は目を丸くした後リィン達に微笑んだ。
「え…………」
「殿下は我々の事をご存知なのですか?」
クローディア姫の言葉を聞いたアリサは呆け、ユーシスは驚きの表情で尋ねた。
「フフ、話だけは聞いています。この間もエステルさん達が手紙で貴方達と出会った事を書いていましたし。」
「エ、エステルさん達がですか……!?」
「リベール王家とまで仲がいいなんて、さすがだね。」
クローディア姫の話を聞いたマキアスは驚き、フィーは目を丸くし
「フフ、エステル君達はリベールの異変を解決した立役者であると同時に殿下にとっても大切な友人なのでね。よく連絡を取り合っているんだよ。」
ユリア准佐が微笑みながら説明した。
「それで本日は一体どういった用件でリベールに来訪したのですか?」
「実は――――」
そしてプリネはクローディア姫にリベールに来た理由を説明した。
「そうですか。フフ、それにしても……まさかツーヤちゃんの学生服を見る事ができるとは思いませんでした。」
「えっと……どこか変ですか?」
「フフ、とても似合っていますよ。そして貴女がツーヤちゃんの話にあったツーヤちゃんの妹ですか……貴女を見ていると何だか昔のツーヤちゃんを思い出しますね。」
ツーヤに微笑んだクローディア姫は懐かしそうな表情でセレーネを見つめた。
「クローディア殿下は昔からお姉様と親しかったのですか?」
「ええ。―――――プリネさんも、私のように掛け替えのないご学友ができて何よりです。」
「ありがとうございます、クローディア姫。こうやって学生服を着ているとジェニス王立学園で一緒に学んでいた時を時折思い出しますよ。」
「そうですね……あの頃は私にとっても、掛け替えのない時間でした……」
プリネの言葉に頷いたクローディア姫は懐かしそうな表情をした。
「……殿下。そろそろ……」
するとその時ユリア准佐がクローディア姫に話しかけ
「あっと、そろそろ城に戻る時間でしたね……――――それでは私達はこれで失礼します。皆さんの学生生活が実りある生活である事を心から祈っていますね。」
そしてクローディア姫はリィン達に微笑んだ後ユリア准佐と共にその場から去った。
「は〜〜〜っ
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