外伝〜鉱夫達の救出〜前篇
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ぐに捜索を始めましょ。」
「うん、急ごう!」
「は、早く戻って来てよ〜。」
そして鉱夫達が安全圏に待機し始めるとエステルは二人に訊ねた。
「えっと……二人ともあたし達を手伝ってくれるって事でいいのよね?」
「そう捉えてもらって構わん。」
「それにさっきの魔獣達のタイプを考えるとアーツや導力銃が使えない状況で火力が高い武器を使う俺らの加勢はそっちにとってもありがたいやろ?」
「そ、そう言えば……二人とも今まで見たことないゴツイ武器を使っているようだけど……」
レオニダスの後に答えたゼノの問いかけを聞いたエステルは呆けた表情で二人の武器を見つめた。
「―――火薬式銃剣の”ブレードライフル”とガントレットに火薬式の機関砲が加えられた”機械化手甲”。どちらも猟兵御用達の武器工房の特注品の火薬式の武器ね。」
「火薬式の武器にそんな武器があるんだ……」
アーシアの説明を聞いたティータは興味ありげな様子で二人の武器を見つめていた。
「……エステル、鉱夫の人達やリッジさんを少しでも早く助ける為にも二人の加勢の申し出は受け入れるべきだ。二人とも間違いなく”執行者”クラスの強さの上既に僕達に加勢するという”依頼”に対する”報酬”も支払われているから、彼らは僕達にとって心強い味方だ。」
「た、確かに……今の戦闘も二人がいてくれたお陰で滅茶苦茶早く終わったし……―――わかったわ。えっと、そう言う訳だから鉱夫の人達とリッジさんを救出するまでの間になるけど、お願いね!」
ヨシュアの説明を聞いたエステルは先程の戦闘を思い返した後二人を見つめ
「任せとき。―――おっと、自己紹介がまだやったな。”西風の旅団”連隊長”罠使い(トラップマスター)”ゼノや。商売敵と共闘するのは初めてやけど、”依頼”に対する”報酬”も受け取ってんから仕事はキッチリこなすから、大船に乗ったつもりでいていいで。」
「同じく”破壊獣(ベヒモス)”レオニダス。短い間にはなるが”西風”の”力”をその目に焼き付けるといい、遊撃士共。」
こうしてゼノとレオニダスを加えたエステル達は鉱夫達とリッジの救出活動を始めた。
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