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英雄伝説〜焔の軌跡〜 リメイク
外伝〜鉱夫達の救出〜前篇
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「わわっ!?わ、わ、わ、わ……」

エステル達を乗せたエレベーターはゆっくりと下へと降りて行くと、何とゼノとレオニダスがその場に現れた!

「いや〜、まさかあんな裏技を思いつくなんて、中々賢いチビッ子やな〜。」

「……フィーもあの機転の良さは見習うべきだな。―――それよりもどうする?」

エレベーターを動かしたティータの手腕をゼノと共に感心していたレオニダスはゼノに視線を向けて訊ねた。

「そりゃ勿論行くに決まっているやろう?”依頼人”の代理人として現れた”銀”から”追加の依頼”に対する”報酬”も受け取ってんから。」

「フッ、そうだな。」

そして二人は人間離れした動きでエレベーターが降下して行った場所の壁を蹴りながら下へと降り始めた。



「ふう………」

「な、なんでこんなガタつくのよ……」

「えへへ、オーブメントの出力が全然足りてないもので……」

下の階層に到着したヨシュアは一息つき、ジト目で文句を言うエステルにティータは苦笑しながら答えた。

「おっと、灯りが用意してあるじゃねぇか。……坑道の方も静かなもんだ。もしかすると、俺達の考えすぎだったかも……おんやあ?」

周囲を歩いて状況を確認していた鉱夫は何かに気づくと声を上げた。

「どうかしましたか?」

「ああ、誰かこっちに来るんだよ。おお、なんだよ。ありゃティントの奴じゃねえか。お〜い、ティント!そんなとこでどうしたぁ?」

鉱夫が声を上げたその時鉱員が見つめている方向から他の鉱夫が慌てた様子で走って来た。

「お、おい………何を焦ってやがる?」

「う、うしろ……」

「……は?」

「だ、だから後ろだってば!」

鉱夫の警告に首を傾げた鉱員が後ろに振り向くと何と魔獣達が鉱夫に近づいてきていた。



「ふ、ふおおおおおっ!!」

そして鉱夫が悲鳴を上げたその時ヨシュアが一番近くの魔獣の前に現れて牽制攻撃を放って自分達との距離を空けさせた。

「ふ、ふえぇ……こ、こんなに一杯。」

「ハア、甲殻系の魔獣か……アーツが使えない状況で正直物理攻撃に対しての防御力が高い相手は正直面倒なのよね………」

魔獣達の数の多さにティータは不安そうな表情で呟き、アーシアは疲れた表情で溜息を吐いた。

「まさか、また魔獣の巣が?」

「だと思うけど……考えてる暇はどうやらなさそうだね。――――!?上から誰か来る………!」

「へ……?」

何かの気配に気づいて声を上げたヨシュアの言葉に呆けたエステルが後ろへと振り向くと上層から壁を蹴って降りてきたゼノとレオニダスが着地した!

「到着っと。……ん?何やようわ
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