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破壊ノ魔王
一章
24
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ていた。そしてその中心地。見世物の正体は複数の男だった


「どうしてこーんなゴミくずが人間の食事をするところにいるのかなあ〜」

「ゴミはゴミで地に這いつくばってろ」


残酷な言葉。しかしそれを止めるものはおらず、むしろ、そうだそうだとけしかけるものの方が多かった。そんなことおかまいなしにゼロの仕事は進む。その最中ふとその言葉の対象者が目にはいり、ゼロの仕事は一時中断した


「なんとかいったらどうだ?汚れた堕ち人め!!」


堕ち人と呼ばれた人はすっと男たちに向き直った。赤髪を揺らした美しい女。凛としたその佇まいにゼロは小さく笑った。
その女性は恐れていないのだ。複数の男性にも自らが見世物になってることにも。そしてそれを証明するかのように彼女は言った


「馬鹿じゃないの?堕ち人だから、ここにいるんでしょ」






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