機動戦艦ナデシコ
1316話
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だろうな?
どちらかと言えばウツボカズラの方が合ってるような気がするけど。特に連合軍の戦艦をパックリといったのを見る限り。
「さて、それは名前を付けた人に聞いてみないと。とにかく、チューリップがあれば転移してくるんだから、戦いになれば大型戦艦も出てくるでしょうね」
「転移?」
レモンの言葉に、そう言えばその辺をまだ説明していなかったか?
「木星蜥蜴の戦艦……というのはちょっと正しくないかもしれないけど、そういうのがあるんだよ。それがどうやら転移装置の出口らしくてな。そこからどこからか送られてくる無人機が延々と出撃してくる」
「……へぇ。転移装置、ね。それは興味深いわ」
「具体的にはどんな転移装置なの?」
レモンに引き続きマリューも転移装置という事で興味を引かれたのだろう。口の中にあったカレーを飲み込むとそう尋ねてくる。
「俺達が使っているシステムXNやフォールドとはかなり違うな。傍から見た感じだと、転移先に直接転移する為の通路を繋いで、そこから通ってくるって感じに見えた。まぁ、傍から見ただけで、実際に体験した訳でもないから正確には分からないけど」
「チューリップ、ね。出来れば転移技術についての情報は知っておきたいわ。こっちも大型戦艦と同様に要確保ってところかしら」
チューリップなら火星には幾らでもあるだろうから、大型戦艦と違って確保するのは難しくないかもしれない。
シャドウミラーとして動く以上、メギロートとかも十分に使えるし。
それに、大型戦艦はいざとなればチューリップを使って逃げ出す事も出来るかもしれないが、チューリップそのものは……最悪、チューリップ同士で転移する可能性はあるかもしれないが、それでも最悪1隻は残る筈だ。
そんな風に食事を終え、その片付けが済んだところでマリューが人数分の紅茶を用意する。
「さて、それじゃあ……そろそろ今日の本題、アクセルとの関係について話しましょうか」
レモンのその言葉がリビングに響き渡る。
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