第74話
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「……そうですね。ユリアさん、後でカシウスさんに連絡して、今の話やレンちゃんが雇った猟兵達に関しては彼らがレナさんを守る為に故意に民間人を巻き込んだりすると言った事等を行わない限りは静観という形を取るように伝えておいてください。」
レイスとジンの意見に頷いたクローゼはユリア大尉に指示をした。
「ハッ。」
その後アルセイユは次なる目的地、”紺碧の塔”に向かった。
〜メーヴェ海道・マノリア近郊〜
一方その頃、王国軍の兵士達はテレサとマーシア孤児院の子供達をマノリア村に送りとどけようとしていたが、結社の装甲獣達が執拗に追っていた。
「くっ……まだ追ってくるのか。」
「もう少しでマノリアの守備隊と合流できるのに……」
「ひるむな!必ず無事に届けるんだ!」
テレサ達を守る為に兵士達は銃を撃って、必死に敵を牽制していた。
「せ、先生……」
「大丈夫……心配いりません。あなた達には指一本触れさせませんから。」
不安そうな表情をしているマリィにテレサは優しい笑顔で諭したが
「さすがにピンチなの。」
「!!!」
ポーリィの言葉に驚き、後ろを見ると、別の装甲獣達がテレサ達に迫っていた。
「な……!」
「反対からだと!?」
「ふええええん!」
「こ、こうなったらオイラだって……!」
「いけません!下がっていなさい!(女神よ……無力な我らを救いたまえ。)
絶体絶命の状況に子供達を守るように前に出たテレサが祈り、そして敵達がテレサ達に向かって突進したその時突如森から銃撃が放たれて装甲獣たちを怯ませた後、クルツ達が現れて電光石火の速さで装甲獣達を撃破した!
「あ、あんたたちは!?」
「も、もしかして……」
「遊撃士さん……!?」
予想外の援軍の登場に兵士達が驚いている中、クラムとマリィは表情を輝かせて尋ねた。
「へへっ、待たせたな。」
「大丈夫?ケガはないかな?」
「う、うん………」
「平気なのー。」
「ふふ、間に合って何よりだ。」
アネラス達が子供たちの無事を確認しているとカルナが現れた。
「まあ、カルナさん……!」
「久しぶりだね、院長先生。マノリアに避難する途中かい?」
「ええ、軍の方々に送って頂いてたんですが……」
「軍の方々!ここは我らが引き受けた!」
「子供達を連れてマノリアに急いでください!」
「か、かたじけない!」
「みんな!我々に付いてきてくれ!」
クルツ達の申し出を聞いた兵士達はテレサ達を促した。
「うん……!」
「
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