第73話
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かわかっているのか!?」
「あ、あんたね……!遊撃士が宿敵の猟兵を雇うなんて、遊撃士協会始まって以来の前代未聞の不祥事よ!?しかもよりにもよって”ゼムリア二大猟兵団”の片割れの猟兵団に所属する猟兵達を雇うなんて…………」
そしてレンが猟兵達を雇った事を肯定するとアガットは厳しい表情でレンを睨みつけ、疲れた表情で声を上げたシェラザードは頭を抱え込んだ。
「クスクス、正確に言えばママを護衛している”西風の旅団”の猟兵達も”遊撃士協会本部が正式に認めた遊撃士協会の協力員”だから、遊撃士が猟兵を雇った訳じゃないから問題ないわよ?」
「へ…………」
「……どうやらその口ぶりだと、本部と何らかの交渉をして”西風の旅団”の猟兵達を雇う許可をもらったように聞こえるのだが?」
悪びれもなく小悪魔な笑みを浮かべて答えたレンの話を聞いたエステルは呆け、バダックは真剣な表情で訊ねた。
「ええ。―――これがその証拠よ。」
そしてレンは懐から出した一枚の紙をデスクに置いた。その紙には”Ms.L並びにレン・ブライトが雇った者達は遊撃士協会の規則に触れない依頼でない限り、如何なる人物達――――例えば猟兵達のような非合法な事をしている者達でも遊撃士協会の協力員として認める”という内容の書状であった。
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