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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜アリサの決意〜(4章終了)
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続けているリィンなんかに私が遠慮する必要もないわよね?フ、フフッ、フフフフフ…………!」

(ア、アリサが怖い…………)

「ふふっ、その意気ですわ、お嬢様♪」

そして目にも見える程の怒気をメラメラと燃やしながら膨大な威圧を纏って微笑み始めるアリサを見たミルモは怖がり、シャロンは嬉しそうな表情になった。

「―――シャロン。リィンが私無しではいられないくらいの”そっち方面”の知識を教えて。そんなとんでもない提案を持ち出して来た貴女の事だから、どうせ”そう言う事”も知っているんでしょう?」

「かしこまりました。私の知る限りの知識でよろしければ、喜んでご教授させて頂きます♪」

真剣な表情のアリサに尋ねられたシャロンは笑顔で会釈し

「フフ、私にここまでの事をさせるんだから、覚悟していなさい、リィン……!それと……――――ミルモ。」

アリサは微笑みながらリィンがいる部屋の方向に視線を向けた後ミルモを召喚し

「アリサ……?え、えっと……私に何の用なの……?」

召喚されたミルモはアリサがさらけ出している威圧に怖がりながら尋ねた。



「さっきエリゼが言っていた妊娠防止の魔術を私に教えて。」

「ええっ!?そ、そんな事を言われても、私はそんな魔術は知らないよ……」

アリサの言葉に驚いたミルモは戸惑いの表情をし

「そう……じゃ、プリネに聞くわ。恋人がいて、既に”大人の女”になっているプリネならそう言う事も知っていそうだし。プリネでも知っていないなら……正直聞きたくない相手だけどベルフェゴールやリザイラに聞くのが最終手段ね。」

「まあまあいけませんわ、お嬢様……そんな事をすればいつまで経ってもリィン様とお嬢様のお子様ができず、リィン様に結婚を迫れませんわよ?」

アリサの答えを聞いたシャロンは困った表情でアリサを見つめ

「……幾ら何でも自立もしていないのに子供は早すぎよ。……というか一応”ラインフォルトグループ”の令嬢である私に授かり婚を勧めるとか、貴女、それでも”ラインフォルトグループ”のメイド?」

「ふふっ、私はラインフォルト家に仕えるメイドとしてアリサお嬢様の恋の手助けをしたいだけですわ♪」

呆れた表情で自分を見つめるアリサにシャロンは笑顔で答えた。



〜同時刻・リィンの私室〜



「エ、エリゼ……も、もしかしてまた俺の紅茶に……」

同じ頃、リィンは突如襲って来た身体の痺れが目の前の姉妹の仕業と察して表情を引き攣らせながら姉妹を見つめた。

「ええ、以前入れたのと同じ痺れ薬と媚薬ですよ。」

「な、何でだ……?前と違って紅茶を用意してくれたのはシャロンさ―――――!!」

否定もせずあっさり
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