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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜アリサの決意〜(4章終了)
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固まった後呆けた声を出し

「えええええええええええええええええええええっ!?い、いいいいいいい、一体いつそんな事を……というか何でそんな事をしたのよ!?」

やがて我に返ると大声を上げ、顔を真っ赤にして混乱した様子で姉妹を見つめた。



「兄様がベルフェゴール様達と”性魔術”をした事を聞いて、決めたんです。恋愛事に関して超鈍感な兄様に遠慮する必要はないので、積極的に攻めていこうと。」

「兄様の性格なら、関係を持ってしまえば、責任を取ってくれる事は確実です。ちなみに私達の純潔を奉げたのは私達がトールズ士官学院を訪ねた日――――私が皆様にご迷惑をかけてしまった日の夜です。」

「……………………」

姉妹の答えを聞いたアリサは驚きのあまり口をパクパクしていた。



「そ、それで……私が一番不利ってどういう事よ……?」

そしてすぐに我に返ったアリサは表情を引き攣らせながら尋ねた。

「私とエリス、ベルフェゴール様、リザイラ様は既に互いの身体を重ね合った関係の間柄ですし、兄様の”パートナードラゴン”であるセレーネは常に兄様の傍にいる事になります。」

「――加えて姫様の様子からすると、機会あれば大胆な行動に出てもおかしくないかと。別れ際に不意打ちの口付けをしたように。さすがに私達のように純潔を奉げる事はないと思いますが……ストレートに自分の想いを伝えて、積極的に責めるかもしれませんね、姫様でしたら。」

「!!!」

姉妹の推測を聞いたアリサは血相を変え

(あらあら♪確かに現状ですと、お嬢様が一番不利ですわね♪)

アリサの私室の扉の前で事の次第を盗み聞きしていたシャロンは悪戯を思いついたような笑みを浮かべた。



「フフ、頑張ってくださいね、アリサさん。それと魔術の中には妊娠を防止する魔術もありますから、その魔術を習得するのも手だと思いますよ。殿方は中に出す事が一番興奮すると聞いていますし、実際兄様の時もそうでしたし。」

「同じ殿方を好きになった者同士として、私達は応援していますよ。―――それでは失礼します。」

そして姉妹はアリサの部屋から出て行き

「…………ど、どうすればいいの……!?私も二人みたいに”処女”をリィンに一刻も早く奉げた方が……で、でもリィンが私を好きじゃないかもしれないし……!ああもう、どうすればいいのよ……!?」

(よ、よくわからないけど、大丈夫〜?アリサ……)

姉妹が出て行くとアリサは頭を抱えて悩み始め、アリサの様子を見たミルモは心配そうな表情をした。



「――――お嬢様、少しよろしいでしょうか?」

その時姉妹が部屋を出るのを見計らっていたシャロンはアリサの私室の扉をノックし


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